ビニャーレスが待望のアプリリア初勝利。M.マルケスはトップ走行中に痛恨の転倒を喫する/第3戦アメリカズGP

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2024年04月15日 05:20  AUTOSPORT web

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マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)
 4月14日、MotoGP第3戦アメリカズGPの決勝レースがサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)が優勝を飾った。ビニャーレスはポールポジションを獲得、スプリント、決勝レースで優勝し、アメリカズGPを制した。

 決勝レースは気温27度、路面温度44度のドライコンディションで行われた。ホールショットは、ルーキーであり2番グリッドスタートだったペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)が奪う。

 序盤、アコスタはトップを走行。その後ろにはホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)、そしてフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が続いていた。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は4番手である。

 5周目、マルティンがトップに、マルク・マルケスが2番手に浮上する。上位はトップがマルティン、2番手がマルク・マルケス、そして3番手バニャイア、4番手アコスタというオーダーとなった。

 6周目にマルク・マルケスがマルティンをかわそうと仕掛けるも、軽く接触。このためにマルク・マルケスは4番手に後退し、2番手にバニャイア、3番手にアコスタがつける。さらには4番手の後ろにミラー、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、そしてスタートで大きく後退したポールポジションスタートのビニャーレスが続く状況だった。

 その後、アコスタとマルク・マルケスがそれぞれポジションを上げ、2番手にアコスタ、3番手にマルク・マルケスが浮上する。一方、バニャイアは4番手に後退し、その後ろにビニャーレスがぴたりとつける。バニャイアとビニャーレスは、激しい4番手争いを展開した。

 10周目にはアコスタがマルティンにオーバーテイクを仕掛け、これを成功させる。マルク・マルケスもアコスタに続き、マルティンは3番手に後退した。さらにその翌周、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで7度の優勝を飾ってきたマルク・マルケスがアコスタをかわして、ついにトップに浮上する。だが、その直後、マルケスは11コーナーで痛恨の転倒を喫した。

 マルク・マルケスの転倒によってアコスタが再びトップに立ち、レースをリード。そして、2番手にはビニャーレスが浮上してきていた。一時は9番手付近にまで後退したビニャーレスは、着実にポジションを上げて、レース中盤の12周目にアコスタの背中に迫ると、トップを奪った。

 ビニャーレスはハイペースだった。アコスタを抜き去ったあとはぐんぐん差を広げていき、アコスタとのギャップはあっという間に1秒になった。アコスタと3番手のマルティンとの差も約1秒で、トップ3は、それぞれ単独走行となる。

 ビニャーレスはトップを守りきってチェッカーを受けた。ビニャーレスにとってはヤマハを走らせていた2021年カタールGP以来、また、アプリリアでの初優勝である。そして、ロードレース世界選手権がMotoGPとなって以降、最高峰クラスで3つのメーカーで優勝を飾った初めてのライダーになった(アプリリア、ヤマハ、スズキ)。

 2位はアコスタが獲得。最高峰クラスにおいて2戦連続で表彰台を獲得した最も若いライダーとなった。3位は終盤にマルティンをかわしてポジションを上げたバスティアニーニが獲得した。

 4位はマルティン、バニャイアは5位でゴールした。日本メーカーとしては、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)の12位が最上位。ホンダは決勝レースでもルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ・チーム)だけが完走し、16位だった。

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  • マルケスのチーム名が違うぞ 笑
    • イイネ!1
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