さだまさし&泉谷しげる、震災被災地で“奉納ライブ” 珠洲市・能登町などに義援金を届ける

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2024年04月15日 14:57  ORICON NEWS

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能登半島地震の被災地を訪れた(左から)泉谷しげる、さだまさし
 歌手のさだまさし、泉谷しげるが15日、石川県珠洲市など能登半島地震で被災した地域の役場を訪れて義援金を届け、各所の神社で奉納ライブを行った。

【写真】日本海側一帯の守護神・須須神社で熱唱した泉谷しげる

 さだの「風に立つライオン基金」が呼びかけ、泉谷のほか、半崎美子、相川七瀬が賛同。能登半島地震が起こった1月後半から災害地での炊き出しや自宅避難の方々への食材支援活動を開始。珠洲市を始め輪島市や七尾市、能登町などで既に1万4500食以上の食材を提供してきた。

 「直接、被災地を回って支援したい」と思いながら、状況が落ち着くまで待ち、この日、さだ、泉谷ら一行が朝7時に金沢をバスで出発、3時間半の移動で珠洲市に到着した。日本海側一帯の守護神と言われる須須神社では、お松明奉納や植樹、さらには奉納ライブ。「お松明奉納」は、さだの作品に「修二会」があることからの奉納となった。

 能登町役場では大森凡世町長に義援金300万円を託し、穴水町の介護施設「能登清水の里」を見舞い、ここでもライブを行うと、さらに穴水町役場の宮崎高裕副町長に義援金300万円の目録を手渡した。そして、最後は中能登町の久テ比古(くてひこ ※テ=氏の下に一)神社で、さだが自らの作品「案山子」を奉納した。

 泉谷は「今回は、さだに誘われて能登の被災地にきた」と言うと、「実は、去年の11月頃、珠洲市にある『ラポルト珠洲』という会館から、今年9月21日に『会館自主コンサートをやってほしい(有料の)』と依頼があった」と切り出した。

 このオファーを「二つ返事で引き受けた」そうだが、今回の地震被害で「もうやれないと思っていた」。ところが、会場の被害は最小限に済み、水道、トイレ以外はほぼ問題ないことがわかったそうで、同会館から「予定通り、コンサートを開催してほしい」と再度、依頼があったことを明かした。

 「オレとしては、今、珠洲市民からチケット代をもらいたくはないし、売りたくもない。やるんだったら、コンサートは『市民激励の無料コンサート』にしたい。ギャラはナシで構わないから、なんとか、市民激励の無料コンサートを実現したい」。さだと泉谷は、南こうせつと共に被災地へエールを送りたいと、19日には名古屋センチュリーホールで『がんばれ能登 緊急支援チャリティーコンサート』も開催する予定。
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