先週(4月7日週)、グラフィックスカード売り場の棚にはPowerColorのRadeon RX 7800 XT搭載カード「Hellhound Sakura AMD Radeon RX 7800 XT 16GB GDDR6」が新たに置かれていた。価格は10万2000円弱だ(税込み、以下同様)。GPUサポートステイが付属する「Limited Edition」も同時に売り出されており、こちらは10万6000円弱となる。
●じわじわ支持を広げるホワイトとピンクのツートーンカラー
Hellhound Sakura AMD Radeon RX 7800 XT 16GB GDDR6はホワイトとピンクでカラーリングされており、細部に桜の花びらのデザインを添えているのが特徴だ。3連ファンは白またはピンクに発光する。
既に秋葉原の桜が散り始めていることを受けて「あと数日早ければ最高だったんですけどね。もっと北の方にあるお店ならジャストタイミングなのかも」とこぼすショップもあったが、おおむね好意的なコメントが多かった。
|
|
ドスパラ秋葉原本店は「ウチで展開している製品もそうですが、この組み合わせは季節を問わず割と安定した人気があるんですよね。ホワイトの差し色としてピンクを好む人は多いですし、そういう意味で通年いける製品だと思います」と話していた。
3月下旬にはSea Sonic Electronicsから桜カラーのATX電源「VERTEX GX-1000 Special Edition SAKURA」が売り出されており、こちらも好調という。ホワイトモデルが流行を作る中で、桜の存在感も増しているのかもしれない。
●約34g±1gの超軽量マウス「BEAST X MINI」が登場
入力デバイスでは、WLmouseのゲーミングマウス「BEAST X MINI」が登場している。2024年1月に登場した「BEAST X」のコンパクトモデルで、重量は約34g±1gとなる。
バリエーションは9種類あり、Silver/Lilac/Orange/Mint Greenが2万1000円弱、StellarBlack/White/Pink/Violetが2万2000円強、Iceblueが2万4000円弱だ。いずれも黒い猫形の4K対応ドングルが付属しており、Iceblueのみ同色の猫形となっている。
|
|
入荷したパソコンSHOPアークでは、それぞれのカラーがバランス良く売れているという。「PinkやVioletのようなグラデーションカラーのモデルを好む人も多くいらっしゃいます。Iceblueも角度によって色味が変わるので、そこを気に入って購入するということもありますね」とのことだ。
●ARCTICの新型水冷キット「Liquid Freezer III」がデビュー
水冷キットで話題となっていたのは、ARCTICの「Liquid Freezer III」シリーズだ。360mmラジエーター採用の「360 BLACK」は1万9000円前後、280mmの「280 BLACK」は1万8000円前後、240mmの「240 BLACK」は1万6000円前後となる。
Liquid Freezer IIIは、2020年12月に登場した「Liquid Freezer II」の後継シリーズで、CPUブロックが備えるファンによってVRMも冷却できる特徴を引き継いでいる。その上で、CPUブロックのファンを60mm径まで大型化し、ラジエーターも冷却面を23%拡大するなどの強化を図った。
また、付属する熱伝導グリスも「MX-6」に変更している。
|
|
販売開始から間もなくして、「360 BLACK」が売り切れとなるショップが複数あった。オリオスペックは「ハイエンドCPUを冷やそうと思ったら、スペースの問題さえなければ360mmが最有力になりますからね。Liquid Freezerシリーズを求める方は冷却性能を重視する傾向にあるので、より顕著かもしれません」という。
ただ、Intel LGA1700ソケットに取り付ける際は、マザーボード側のソケット金具を取り外す必要があり、マザーボードの保証が受けられなくなる点は注意したい。TSUKUMO eX.は「そのあたりのことが分かっている人向けの製品となりますね」と話していた。
●DeepCoolからエアフロー重視のmicroATXケース「CH360」が登場
PCケースは、DeepCool IndustriesからmicroATXサイズの「CH360」が売り出されている。価格はブラックが1万2000円前後で、ホワイトが1万3000円前後だ。CPUとGPUのステイタスを表示するデジタルパネルを左側面に備えた「CH360 DIGITAL」も同時に登場しており、こちらはブラックが1万3500円前後、ホワイトが1万4500円前後となる。
2023年8月に登場したATXケース「CH560」シリーズのコンパクト版といった位置付けで、前面と天面、左側面の下部がメッシュ仕様になっており、高いエアフローを実現できるコンセプトを共有している。フロントには360mmラジエーターを組み込める他、165mm高までのCPUクーラーの内蔵も可能だ。ボディーサイズは約215(幅)×428(奥行き)×431(高さ)mmとなる。
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 ITmedia Inc. All rights reserved. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。