史上6人目の偉業達成へ 地方3381勝の父持つルーキーがマイラーズCで重賞初挑戦

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2024年04月16日 11:30  netkeiba

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重賞初騎乗初制覇を目指す吉村誠之助騎手(撮影:高橋正和)
 ルーキーの吉村誠之助騎手が、マイラーズカップ(4歳上・GII・芝1600m)のボルザコフスキー(牡5、栗東・清水久詞厩舎)でJRA重賞初騎乗初制覇を狙う。

 吉村騎手は今年3月にデビュー。父は6年連続で兵庫のリーディング騎手を獲得し、地方通算3381勝を数える吉村智洋騎手だ。ここまでJRAで57戦2勝。3月28日には幼少期を過ごした園田競馬場で初めて騎乗し、8戦2勝、2着2回の成績を残している。

 マイラーズCには所属する清水久詞厩舎のボルザコフスキーで挑む。「ぐりぐり君」の愛称で知られる犬塚悠治郎オーナーの所有馬。初コンビとなった前走の六甲Sは9番人気だったが、後方から鮮やかな差し切り。JRA初勝利を手にするとともに、パートナーをオープン初Vに導いた。今回は一気に相手が強くなるが、前々走の阪急杯ではムルザバエフ騎手とのタッグで0秒8差の5着に健闘している。展開が向けば、重賞でも見せ場以上があっていい。

 JRA重賞初騎乗初制覇となれば、22年CBC賞をテイエムスパーダで制した今村聖奈騎手以来、2年ぶり6人目。ルーキーイヤーに限ると、同じく5人目となる。ルーキーらしい思い切った騎乗を期待したい。

【過去のJRA重賞初騎乗初制覇】
・菊沢隆仁元騎手…92年ウインターS・チェリーコウマン
・武幸四郎元騎手…97年マイラーズC・オースミタイクーン
・池添謙一騎手…98年北九州記念・トウショウオリオン
・宮崎北斗騎手…08年愛知杯…セラフィックロンプ
・今村聖奈騎手…22年CBC賞…テイエムスパーダ

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