相手の名前はハセガワさん。ハセガワさんは外見が素敵なだけでなくやりとりも楽しく、気になる存在です。
つい大きな声を出してしまいました。こんなにかっこいい人とデートできるなんて夢のようです。私はもちろんデートのお誘いにOKしました。
私の頭の中はすぐにデートのことでいっぱいになりました。当日待ち合わせ場所に現れたハセガワさんは、想像以上に素敵な男性でした。
ハセガワさんは自然な流れでエスコートしてくれました。最初に予定していた通り、デートは大きな公園へ。私が「自然が好き」と言ったら、それに合わせてデートプランをねってくれたのでした。
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お店の前の小さな黒板には「ランチ1700円」と書かれています。私はお昼の時間だったし他を探すよりもいいと思いました。しかしハセガワさんは黒板をじっと見ると、「高いな……」と呟きました。
ハセガワさんが連れて行ってくれたのは、1000円のランチがあるお店でした。
ハセガワさんは目の前でおいしそうに食べていますが、私はもはやランチの味なんてわかりません。とりあえず今日のデートは無難に終わらせて、あとで友だちに相談してみようと心に誓うのでした。
婚活アプリで知り合ったハセガワさんは、まさに私のタイプの人。しかもデートをしてみたら、外見だけでなく中身も素敵な男性だとわかりました。公園のデートをしているときに鳥や魚の名前を教えてくれた男性は初めてで、感激してしまいました。
「できることならこのままお付き合いしたい」と考えていた矢先、ハセガワさんとの価値観のズレを発見。私からしてみたらなのですが、ハセガワさんは“ケチ”な人だったのです……。
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【中編】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・Ponko 編集・横内みか