エルメスやアクネ出身者が手掛ける「ドメスティック」が本格上陸、ビニール袋をレザーバッグに昇華

　パリ発のクリエイティブ・ラボラトリー「ドメスティック（domestique）」が、日本に本格上陸した。アッシュ・ペー・フランスの全国系列店と公式オンラインストアで販売している。

　ドメスティックは、2016年にバスチャン・ベニー（Bastien Beny）とシモン・ドゥラクール（Simon Delacour）が設立。バスチャンは「エルメス（HERMES）」で余分な革や傷ついた革などを職人が再利用する「petit h」チームでキャリアを積み、シモンはテキスタイルやアクセサリーのデザイナーとしてキャリアをスタートした後、「アクネ ストゥディオズ（ACNE STUDIOS）」でプロダクトスペシャリスト、「ジョン ガリアーノ（John Galliano）」でプロダクトマネージャーを歴任した。アイテムは、「日常で目にする何気ないもの」から着想したレザーアイテムやジュエリーなどを展開。「在庫ゼロ」、「廃棄物ゼロ」をポリシーに掲げ、環境に配慮した製造工程を採用している。
　最新コレクション「マルシェ・ヌーヴォー（Marché Nouveau）」では、フランスの市場のワンシーンを彷彿とさせるアイテムを製作。パニエ（バスケット風かご）から着想したバッグ「MINI SHOPPING CART」（14万8500円）や、クラフト紙がモチーフのバッグ「MINI KRAFT BAG」（8万2500円）、ウェイティングチケットや商品ラベルから着想を得たバッグアクセサリー「MEDIUM WAITING TICKET」、「MEDIUM WEIGHIN TICKET」（各7700円）などを展開している。

　また、最新作として4月19日に発売したトートバッグ「LARGE TOTE BAG」（5万5000円／いずれも税込）は、買い物に使われるビニール袋をレザーバッグに昇華させたアイテム。ビニール袋のメッセージやバーコードなどもレザーに転写することで、日常で使い捨てられがちな存在をデイリーに何度も再利用できるバッグへとアップデートさせたという。A4サイズのアイテムやノートパソコンなどが収納できるサイズに仕上がっている。


◾️アッシュ・ペー・フランス：公式オンラインストア