幸之助氏が愛した茶室が50周年式典=和歌山市〔地域〕

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2024年04月26日 18:01  時事通信社

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時事通信社

 和歌山城(和歌山市)内にある茶室「紅松庵」で、落成50周年の記念式典が行われた。紅松庵は、パナソニック創業者で同市名誉市民である松下幸之助氏が1974年に市に寄贈。松下氏は全国で茶室を寄贈したが、紅松庵は特に松下氏の趣向にかなったものとされ、自ら命名、揮毫(きごう)したという。

 式典には、松下氏の孫でパナソニックホールディングス特別顧問の正幸氏や、尾花正啓市長ら12人が参加。松下氏が寄贈した茶道具を使い、表千家と裏千家を織り交ぜた特別な手法で振る舞われたお茶を存分に楽しんだ。

 正幸氏は「茶室には初めて入ったが、50年前から使っているのが想像できないほどきれいだった。和歌山を訪れる皆さんにこの茶室にも来て雰囲気を感じてもらいたい」と呼び掛けた。 

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