ヤマハ:クアルタラロ、リンスともにコーナリング性能に苦戦。「ブレーキングで考えすぎてしまう」/第4戦スペインGP初日

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2024年04月27日 10:00  AUTOSPORT web

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ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2024MotoGP第4戦スペインGP 初日
 4月26日、2024年MotoGP第4戦スペインGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目&プラクティスがスペインのヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのアレックス・リンスは総合15番手、ファビオ・クアルタラロは総合20番手となった。

 快晴で迎えた第4戦スペインGP初日、フリー走行1回目&プラクティスはドライコンディションでの走行となり、各ライダーは昨年の同セッションよりタイムを短縮した。今シーズン苦戦が続くヤマハ勢は、2台ともにダイレクトQ2進出を果たすことはできなかった。

 ヤマハ機で初めてスペインGPに臨むリンスは序盤、ヘレス・サーキットでのライディングに苦戦し、適応にしばらく時間を要した。そのため午前のフリー走行1回目は17番手に留まったが、午後のプラクティス終盤で改善を見せ、約1.3秒の短縮に成功。セッションの残り10分、23ラップ中18ラップ目で1分36秒959にタイムを更新し、最後のタイムアタックではトップ10を争う位置に。一時12番手まで上がったが、ほかのライダーの更新により徐々に後退して15番手で初日を終えた。トップとの差は0.934秒だった。

 一方のクアルタラロは午前のフリー走行1回目で14番手につける。午後のプラクティスでは中盤で転倒を喫し、貴重な時間を費やしてしまった。走行再開後の17ラップ目に1分37秒382まで更新したものの順位を上げることはできず、トップから1.357秒差で20番手に留まった。

■ファビオ・クアルタラロ(FP1:14番手、プラクティス:20番手)
「アレックス(リンス)と同様、マシンの向きを変えることに苦戦している。どうやらコーナー進入のブレーキングでいろいろなことを考えすぎてコーナリングで遅れてしまうみたいだ。プラクティスではフロントにハード・コンパウンドを履いていて、第7コーナーでロックさせてしまった。そのあとは柔らかめのタイヤに替えたが、それもあまりうまくはいかなかった。最後のタイムアタックではミスもあった。いずれにしても最大の問題はコーナリングで、これがすべてを難しくしてしまっている。昨年までのデータを詳細に分析して違いを確認し、それから次の作戦を練っていこうと思っているよ」

■アレックス・リンス(FP1:17番手、プラクティス:15番手)
「今日は転倒車が続出したが、理由はわからない。僕たちはマシンにたくさんのトラブルが出て、これまでの3戦と同じような問題に苦しんでいる。つまりマシンの方向転換が非常に難しい状態なんだ。この問題を解決すべくさまざまなことを試したけど、今のところ状況は変わっていない。プラクティスの終盤は、他のマシンについて行って違いを比較してみた。明日また、いろいろトライしなければならないんだけど、実際のところ、すでにほぼすべてを試しているんだ。決勝翌日の月曜日から始まるテストで新しいアイテムをテストする予定だよ」

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