俳優段田安則さんに紫綬=春の褒章、665個人・団体受章

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2024年04月28日 06:01  時事通信社

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時事通信社

紫綬褒章の俳優段田安則さん(シス・カンパニー提供)
 政府は28日、2024年春の褒章受章者を発表した。受章するのは651人(うち女性181人)と14団体。学術やスポーツ、文化・芸術分野で優れた業績を挙げた人に贈られる紫綬褒章には、ともに俳優の段田安則さん(67)と原田美枝子(本名石橋美枝子)さん(65)、人形浄瑠璃文楽太夫の竹本千歳太夫(本名清水賢治)さん(64)らが選ばれた。29日に発令される。

 段田さんは舞台やテレビドラマに幅広く出演し、第30回読売演劇大賞で最優秀男優賞を受賞。NHK大河ドラマ「光る君へ」では藤原道長の父の藤原兼家役を演じる。原田さんは黒澤明監督の「乱」「夢」などに出演して高く評価され、第22回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を獲得。竹本さんは21年度の芸術選奨で文部科学大臣賞を受賞した。

 農業や商工業に精励した人が対象の黄綬褒章は名古屋競馬の騎手、宮下瞳(本名小山瞳)さん(46)に贈られる。宮下さんは出産後に現役復帰し、女性騎手として国内で初めて1000勝を達成した。

 受章者の内訳は、紫綬褒章が19人(うち女性3人)、黄綬褒章が182人(同16人)、産業振興や福祉増進への貢献をたたえる藍綬褒章が441人(同156人)、ボランティア活動の実績を評価する緑綬褒章が7人(同6人)と14団体、人命救助に尽力した人が選ばれる紅綬褒章が2人だった。受章者には5月10日以降、天皇陛下が皇居で面会される。 

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