70年の崎陽軒の歴史がつなぐ親子仲 夢眠ねむ「去年の父の誕生日に贈りました」

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2024年04月28日 07:20  週プレNEWS

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鶏の唐揚げとあんずを一緒に食べると酢豚風の味わいになる


今年で発売から70周年を迎える横浜名物、崎陽軒のシウマイ弁当。おかずが多彩で食べ方や楽しみ方が無限に広がり、ファンも数多い。というわけで、この節目にあらためて、著名人ラバーたちに「こだわりの食べ方」を聞いてみた! 4回目は夢眠ねむさん!

【写真】シウマイ弁当のこだわりを語る夢眠ねむ

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■鶏の唐揚げとあんずで酢豚風に!

私が崎陽軒に思い入れがあるのは、父の影響なんです。大学進学のために上京していた父は、帰省のお供にシウマイ弁当を買っていたそう。私がお土産に買って帰ったら「懐しいな〜」と思い出を話しながら食べてくれるので、去年の父の誕生日は冷凍のシウマイ弁当を贈りました。親の好きな食べ物ってなんか特別で、見かけるたびに手にしてしまいます。

さて、食べ方ですが、上にひとつ飛び出てるシウマイのことはいったん忘れておきます。4つ横並びのシウマイのしょう油横のものから食べ、ごはんは上段の左から。シウマイを食べたら俵の半分を食べ、筍煮や鮪の漬け焼をちょいかじりして残り半分を食べる......。というのを繰り返します。おかずを早めに食べてしまったときは切り昆布でごはんのペース調整。佳境に、忘れておいた1個のシウマイを楽しむ!


変わった食べ方としては、とある崎陽軒企画の座談会で有識者の方に「あんずと鶏の唐揚げを一緒に食べると酢豚風になっておいしい」と教わったのでまねしています。それまでは最後のデザートとしてあんずを食べていたのですが、今は最後に口直しとして小梅をかじることにしています。

しょう油はシウマイそれぞれに一滴ずつ、ピピピピピッとかけます。あとは、玉子焼きと蒲鉾でごはんを食べるためにチョチョイと。辛子はまちまちなんですが、必死になってまでつけなくてもいい、というふわっとした感じです。


シウマイに次ぐ好きなおかずは、大きな声で「筍煮!」と言いたい。タケノコ界で一番ごはんが進む味つけではないでしょうか。2017年に発売された、通常の4倍のタケノコが入っている「ドリーミング筍シウマイ弁当」を食べ逃したのがいまだに悔しいです。でも直営のレストランでは単品で食べられるらしいので、いつかやりたい放題してやろうとたくらんでます。

●夢眠ねむ 
2009年にアイドルユニット・でんぱ組.incに加入。現在は下北沢で書店「夢眠書店」を経営。父親の影響を受け、シウマイ弁当のファンになった

取材/渡辺ありさ 撮影/松田嵩範

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