勝野洋&キャシー中島夫妻、桂由美さん追悼 45年前の結婚式から“サファイア婚”まで交流「愛があって強い人でした」

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2024年04月30日 17:36  ORICON NEWS

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(左から)勝野洋、キャシー中島 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の勝野洋、キャシー中島夫妻が4月30日、親交が深いブライダルファッションデザイナーの桂由美さんが94歳で亡くなったことを受け、取材に応じた。キャシーはテレビの取材を通して桂さんと親交を深め、45年前の結婚式衣装を桂さんが担当するなど、約半世紀にわたる付き合いがあった。

 キャシーは、桂さんの訃報について「けさ早く、家で支度をしていた時にご連絡を受けました。先生らしく、土日は結婚式が多いだろうからと気を使って、このタイミングだったと伺いました。すぐに駆けつけたいと言ったのですが、スタッフの方が『桂は、自分のそういう姿を見られたくないから…』ということでした。由美先生はあの由美先生のままでいいので、それでいいです。ずっと、ここにいます」と回顧。勝野も「2月にお会いした時もまったくお元気で。テキパキとされていたので、想像できなかった」と天を仰いだ。

 キャシーは「(結婚45周年を記念した)サファイア婚(の打ち合わせで)2月頭からずっとお会いして、打ち合わせをして。リボンの位置なども、絶対に妥協しないで『キャシーは、これくらいの大きさがいいから!』とおっしゃっていて、とてもお元気で、まだまだ桂先生は、仕事をなさるんだろうなと確信していました」としみじみ。「私たちの結婚式のウェディングドレスお願いしました。亡くなった長女のドレスも、次女のドレスも先生で、親子でお世話になりました。息子とも大変仲がよくて、息子は先生のことを『由美ちゃん』って呼んでいるんです」とかみしめるように語った。

 サファイア婚で着用したドレスについて、キャシーは「本当にキレイなサファイア色をつけて。家族全員、サファイア色のリボンをつけた衣装で参加しました。もしかしたら、それが先生の最後のイベントだったのかな。その時も前向きな話しかなかったですね。『みんなに結婚式を挙げてほしい』と話されていました」と明かした。

 キャシーは、訃報を聞いた家族の反応にも触れ「次女は泣いていましたね。私は泣かないように…という気持ちでしたが、本当にいらっしゃらなくなった、さみしさの方が上でした。もっとさみしくなったら、娘と同じように泣いちゃうんだろうな」とコメント。「華やかな方で明るいことが大好きだったので、メソメソしたら、怒られると思う」と前向きに話しながら「愛があって強い人でした。強さがあっても愛情があるんです」と桂さんの人柄を伝えていた。

 桂さんは1930年生まれ、東京都出身。東京オリンピックが開催された64年、赤坂に日本初のブライダル専門店をオープン。ファッションブランド「ユミカツラ」創業者兼デザイナーとして、世界的に活躍。日本にウェディングドレス文化を広め、働く女性実業家の先駆けともなった。
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