2024年ル・マン24時間の詳細スケジュール発表。ハイパーポール進出は各クラス8台、スタートは16時

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2024年05月01日 10:20  AUTOSPORT web

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 ル・マン24時間レースを主催するACOフランス西部自動車クラブは4月30日、6月にサルト・サーキット(ル・マン24時間サーキット)で行う第92回ル・マン24時間レースの詳細タイムスケジュールを発表した。

 2024年のル・マン24時間レースは、WEC世界耐久選手権のシーズン第4戦として開催される。2024年のWECはハイパーカークラスに4社のマニュファクチャラーが新規参戦、『LMGT3』へと移行したGTカテゴリーの盛り上がりなど、新たな見どころが多いシーズンとなっている。また、シリーズ戦では廃止となったLMP2クラスも、このル・マンに限っては参戦枠が設けられ、ハイパーカー、LMP2、LMGT3という3カテゴリーでの争いとなる。

 すでに暫定エントリーリストは発表されており、今年もグリッド制限いっぱいの62台のマシンが参戦する予定だ。

 今回発表されたレースウイークの詳細スケジュールは、100周年記念大会として盛り上がりを見せた2023年を踏襲したものとなっている。

 6月7日(金)、8日(土)にル・マン市内のリパブリック広場で行われる公開車検に続き、6月9日(日)にはテストデーのセッションが予定されており、参戦各車は1年ぶりに、ブガッティサーキットの常設区間と周囲の公道区間をつなげた1周13km超の『ル・マン24時間サーキット』(通称サルト・サーキット)を走行することになる。

 テストデー明けは11日(火)にオートグラフセッション(サイン会)、ピットウォーク、メカニックがタイヤ交換の速さを競うピットストップチャレンジなどが行われ、12日(水)からはサポートレースを含め、レースウイークの走行スケジュールが始まる。

 予選は、2020年から採用されている『ハイパーポール』形式。12日の予選セッションで上位に入った車両が、13日(木)夜のハイパーポールへと進出する形だ。

 なお、今季からはWECシリーズ戦でもハイパーポール形式の予選が導入されている。WECではハイパーカー、LMGT3の各クラス上位10台となっているハイパーポール進出台数だが、ル・マンではこれまで同様に3クラスそれぞれ上位8台となっており、この24台による30分間の混走セッションで各クラスの上位グリッドが決定されることになる。

 14日(金)はル・マン24時間レースの走行はなく、夕方には市内で恒例のドライバーズ・パレードが開催される。なお、この日は15時から20時まで、観客向けにコースが解放され、徒歩や自転車などで実際にレースが行われるトラックを探索することができる。

 決勝日となる15日(土)は、正午から15分間のウォームアップ走行が行われた後、決勝レースのスタートは2023年同様、16時(日本時間23時)が予定されている。

 なお、ACOは「数日以内に、有名で世界的なアイコンであるレースのオフィシャルスターターの名前を発表する予定」としている。

 2024年のル・マン24時間は、すでに決勝日およびレースウイークを通じたチケットが完売。フリープラクティスと予選/ハイパーポールに加えて水曜と木曜のコンサートが観戦できるチケットについても、残りわずかであるとACOは発表している。2023年の100周年大会に続き、2024年も大きな盛り上がりを見せる一戦となりそうだ。

■2024年ル・マン24時間レース 走行スケジュール
※サポートレース含まず。日本時間(現地時間)

・6月9日(日)テストデー
17:00〜20:00(10:00〜13:00) セッション1
22:30〜翌1:30(15:30〜18:30) セッション2

・6月12日(水)
21:00〜翌0:00(14:00〜17:00) フリープラクティス1
翌2:00〜3:00(19:00〜20:00) 予選
翌5:00〜7:00(22:00〜0:00) フリープラクティス2

・6月13日(木)
22:00〜翌1:00(15:00〜18:00) フリープラクティス3
翌3:00〜3:30(20:00〜20:30) ハイパーポール
翌5:00〜6:00(22:00〜23:00) フリープラクティス4

・6月15日(土)
19:00〜19:15(12:00〜12:15) ウォームアップ
23:00〜翌23:00(16:00〜翌16:00) 決勝

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