義両親はニコニコして歓迎してくれました。世間では「義両親と馬が合わなくて……」という話をよく聞きますが、ありがたいことにわが家は今までまったくトラブルなし。優しい義両親でとても嬉しく思っています。しかし私はひとつだけモヤモヤしていることがあります。それは……。
私の悩みのタネは、義弟嫁であるシズルさん。もちろん意地悪な人ではありません。むしろ穏やかそうで口数の少ないタイプです。
トモヤの話によると、高学歴でご両親も裕福、いわゆるお嬢様タイプの方なのだそう。正直なところ私とは正反対のタイプといってもいいでしょう。
義両親たちがご馳走を用意するためにあれこれと忙しそうに動き回るなか、リョウタさんとシズルさんはゆったりと座ってお茶を飲んでいます。
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自分以外の全員が忙しそうに食事の準備に走り回っているなか、シズルさんだけがのんびりと座ったままお茶を飲んでいました。
まだ幼いのサホでさえも、自分ができることを探して役に立とうとしているのに。しかもシズルさんはそれだけでは飽き足らず、義母が「ご飯よ」と言った途端、我先に席に着きました。その様子にも腹が立ちます。
どうしてリョウタさんや義両親たちは、シズルさんにひと言「手伝ってくれる?」と声をかけないのでしょうか。
【中編】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・Ponko 編集・横内みか
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