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TBSドラマ「3年B組金八先生」をはじめテレビドラマの黄金期を支える作品で知られる脚本家の小山内美江子さんが5月2日、老衰のため逝去したことが明かされました。94歳でした。
長男で俳優の利重剛さんが自身の公式サイトで報告。「老衰による穏やかな逝去」だったとして、「やりたいことをやり、言いたいことを言い、多くの人々に愛された、幸せな人生だったと思います」とつづりました。
故人の遺志で葬儀は8日に家族のみで執り行ったことを伝え、香典や供花なども辞退する考え。納骨は故人の希望で、京都・常寂光寺にある女の碑(志縁廟)に合祀予定とし、「納骨が済み、落ち着きましたら、改めてご報告を差し上げようと思います」と報告を結びました。
小山内さんは1930年1月生まれ。1979年から放送された「3年B組金八先生」シリーズでは脚本を長く担当。未成年出産を扱った「15歳の母」や「腐ったミカンの方程式」などの名エピソードを紡ぎ出しながら、NHKの朝の連続テレビ小説「マー姉ちゃん」「本日も晴天なり」や大河ドラマ「徳川家康」「翔ぶが如く」の他、ウルトラQ第28話「あけてくれ!」や帰ってきたウルトラマン第48話「地球頂きます!」など特撮ドラマの脚本も手掛けるなど、広いジャンルで良作を数多く輩出しました。
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「腐ったミカンの方程式」のエピソードが有名な「3年B組金八先生」第2シリーズに加藤優役として出演した俳優の直江喜一さんは2023年7月、“私の第2の母”と慕う小山内さんに会ったことを2ショット写真を添え「元気に過ごしてます」とXで報告していましたが、今回の訃報には「小山内先生。。。母でもあった先生。。。」と沈痛な思いを投稿しています。
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