グラナダが1年でのセグンダ降格に…レアル戦前に他会場の結果により決定「尊厳ある死という形で報われなかった」

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2024年05月12日 13:10  サッカーキング

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グラナダのセグンダ降格が決定 [写真]=Getty Images
 セグンダ降格が決定したグラナダを率いるホセ・ラモン・サンドバル監督が、心境を明かした。11日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 2つ目の降格クラブが確定した。パコ・ロペス氏が率いるセグンダ優勝クラブとして、1年でラ・リーガに戻ってきたグラナダだったが、序盤戦から降格圏を彷徨い続けることに。開幕から9敗目となった第14節終了後にこの“異端児”を解任すると、後任に据えたアレクサンデル・メディナ氏も立て直すことができず、今年3月にホセ・ラモン・サンドバル氏を招聘。しかし11日、今節レアル・マドリード戦での勝利が残留への1つ目の条件だった中、一足先に試合を行ったマジョルカが勝ち点3を積み上げたため、その時点でセグンダ降格が決まった。

 結局、降格が確定した状況で臨んだレアル・マドリード戦は0−4の大敗となったグラナダ。試合後にサンドバル監督は「選手たちの努力が尊厳ある死という形で報われなかったのが残念。まだ3試合あるから、未来に向けた何か良いもの築くことができるはず。それこそが我々に残されたものであり、そう信じて前向きに頑張ろう」と心境を明かした。

 また、サンドバル監督は「私は最初の瞬間から彼らの表情を見ていたが、中には涙を浮かべる選手もいた」としつつ、「何が待ち受けているかを知っている状況で臨まなければならなかった。少しでも良い試合をして、サポーターに誇りに思ってもらおうと我々は努力したけど、物事を滞りなくこなす機械のような相手には通用しなかった。他の状況であれば、もっと立ち上がることができたはずだ」と感情的に難しかったことを語った。

 最後に「サポーターのクラブに対する思いは決して揺るがないもの」と、強調した同指揮官は「このクラブの93年の歴史を尊重しなければならない。我々は失敗を犯したことを自覚し、この状況から立ち直るために物事を構築し始める必要がある」と披瀝。続けて「かつてとても悪い形で降格したけど、そこからの再建と昇格、さらにはヨーロッパリーグでプレーするまでに至った。あの時、自分たちが何をしたのかを思い返そう。ポジティブな面を取り入れ、この列車が再び走れるようにレールに乗せないとね。我々はリセットしなければならない」と再出発を誓っている。

 1年でのラ・リーガ復帰を目指すことになるグラナダはまず、今シーズンの残り3試合をどのような形で締めくくるのだろうか。

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