<過干渉?>子どもの勉強に口出しするのはいつまで?思春期以降は塾にお任せでいい?

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2024年05月12日 13:30  ママスタセレクト

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子どもが”勉強”というものに初めて触れるのは、大半は小学校に入ってから。勉強はもちろん学校で教えてもらえますが、ママやパパがそのサポートをする家庭もあるでしょう。では、そうしたサポートはいつまで続ければいいと思いますか?
ママスタコミュニティにそんな疑問を綴った投稿がありました。投稿者さんにはふたりのお子さんがいるそうで、上は中学3年生、下は中学2年生。この1年間は高校受験を控えた上のお子さんに対して、さんざん口出しをしてきたそうです。

たくさん声かけしてきたのに、成績はイマイチだったわが子



「勉強しなさい」「宿題をやりなさい」「今は何を習っているの?」「理解できている?」「あの単元、復習したほうがいいんじゃない?」などなど。この1年、投稿者さんがお子さんにしょっちゅうかけてきた言葉だそうです。そのたび返ってきたのは「わかってる!」「うるさい!」という返答。投稿者さんはストレスが溜まったといいます。
『アドバイスもたくさんしてきましたが結局やらないので、テストの結果は毎回イマイチ。塾にも通わせお金をかけてきただけに、「こんなものか」とがっかりしました。今度は下の子が受験生になりますが、どの程度干渉すべきかわかりません。みなさんは何歳くらいまで勉強を見てあげましたか?』
勉強しているのか、していないのか。自室にこもることも増える中学生くらいになれば、ママが把握できない場合もあるでしょう。こっそり猛勉強をしている可能性もありますが、結果につながっていないということは……おそらくそうではない。「勉強しなさい!」と、発破をかけたくもなりそうです。
『うちは小学校低学年あたりまで。その後はせいぜい「宿題終わった?」くらい』
『中学2年生くらいから言わなくなり、今は受験生ですが何も言いません。言ってもやらないし、お互いストレスになるので』
コメント欄にはさまざまな回答が並びましたが、多数派だったのは「小学生まで」でした。ただ、中学生になれば口出ししなくても勉強するわけではありません。思春期になると親に反発する子が増えるため、口出しを控えるようになるのだとか。
『親の言うことにはとりあえず反発する小学5年生。塾と担任の先生にお任せすることにした』
塾に頼ることで親子ゲンカを回避しているという声も少なくありませんでした。「喝をいれるのは塾に任せて、家は休息の場にしてあげてくださいと言われた」というコメントも。塾の費用はけっして安くはありませんが、こうしたメリットもあるわけです。

いつまで声をかけるかは、年齢ではなくその子の性格?


投稿者さんの質問は「何歳まで口出しをした?」というものでしたが、実は「◯歳くらいまで」という回答よりずっと目立ったのが、「その子の性格による」という声でした。
『上の子は自分からやるほうだったから、小学生からそれほど口出ししていない。下の子(小学生)には市販のドリルをやらせているけど、しょっちゅう口出ししないとやらない。言われて渋々だけど、言わないともっとやらないから』
言わなくてもやる子、言われなければやらない子、言われてもやらない子。こればかりはそれぞれです。
ただ、このなかの「言われなければやらない子」=「言えばやる子」も、親の声かけが効くのはどうやら小学生あたりまで。「小学生の頃までは手をかけたし勉強もできたけど、中学で反抗期になったらやらなくなった」といった声もありました。
思春期は勉強にとっても大きな転換期となるようです。親が口出しをすることでトラブルになるようなら、やはり塾など”他人”の手を借りるのが賢明かもしれません。

口出しは「勉強を見る」ことではない。フォローは子どもに応じて



投稿者さんも上のお子さんを塾に通わせていたそうですが、それでも口出しをしていたのは成績が振るわなかったせいでしょうか。しかし、一方のお子さんの身になって考えてみると……? 通塾することで「勉強しなくちゃ」というプレッシャーがかかるうえ、ママからもしょっちゅう口出しをされる。つい「うるさい!」と反発したくなる気持ち、少しわかる気もしますよね。
『私には、投稿者さんが勉強の邪魔をしているようにしか思えないんだけど。「やりなさい」という口出しと、勉強を見てあげるのは違うことでは?』
こんな指摘もありました。たしかに「勉強を見てあげる」は、わが子と一緒になって考えたり教えてあげたりすること。投稿者さんがやっている「あれしなさい」「これしなさい」は、単なる「口出し」の部類に入りそうです。
『フォローは必要だけど、それは子どもが望んだときだけにしている』
わからない問題の解きかたを尋ねられたり、勉強のやりかたについての相談をされたり。ある程度の年齢までくれば、口出しするのは子どもから求められたときだけで十分かもしれません。今度は下のお子さんが受験生になるという、投稿者さん。上のお子さんとはタイプが違うでしょうからどれだけ口出しすべきかは、わかりません。ただ塾に任せるのなら、もう口出しはしない。そうではないのならただ干渉するだけでなく、一緒に勉強するなど寄り添う方向にシフトしたほうがいいのではないでしょうか。

理想的なのは、投稿者さんがお子さん自身にどうしてほしいのか尋ねてみることです。うっかりすることが多いからマメに声かけしてほしいのか、言われるとやる気がなくなるのでやめてほしいのか。それがわかれば、少なくとも上のお子さんのときのようなストレスは生じないでしょう。お子さんが勉強するかどうかは、本人のやる気次第。いくら親でも別の人格を持った相手を、思うように動かすことはできません。
上のお子さんで「失敗した」と感じているのなら、その教訓を活かしましょう。そして上のお子さんには大学受験など次のステップで、今回の教訓を活かせるといいですね。

文・鈴木麻子 編集・みやび イラスト・Ponko

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