4500勝・武豊騎手の先輩で現役続けるのは? JRAではわずかな人数に

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2024年05月13日 07:15  netkeiba

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武豊騎手(c)netkeiba
 12日、東京競馬場2Rのウェットシーズン(牡3、美浦・田中博康厩舎)で勝利を飾り、前人未到のJRA通算4500勝を達成した武豊騎手。大記録を打ち立て続ける同騎手だが、現在55歳で現役生活も38年目に突入し「大ベテラン」とも言える域に達してきた。そんな中、武豊騎手の先輩で現役を続けているジョッキーも少なくなってきている。

 JRAには現在、東西あわせて約150名のジョッキーが在籍。武豊騎手より年齢が上の騎手はわずか3人で、中でも最年長は57歳の柴田善臣騎手となっている。デビューは1985年で今年、節目の40年目を迎えた。今年4月にはJRA最年長勝利記録を57歳8カ月30日に更新。勝ち星を収める度に記録を塗り替え続けている。

 柴田騎手の一つ下にあたる67年生まれには56歳の小牧太騎手がいる。同騎手は85年10月に兵庫県競馬でデビューし04年にJRAへと移籍。まもなく地方時代を含めると節目の40年目へと突入する。直近では古巣である兵庫への復帰意向を表明。もし実現すれば、JRAから地方への再移籍は史上初となり、新たなキャリアとして注目されている。また生まれは68年2月だが小牧騎手と同級生にあたるのが横山典弘騎手。今年はダノンデサイルで京成杯、マテンロウスカイで中山記念を制するなど、重賞戦線でもインパクトを残す。

 地方競馬に目を向けると、60代でも現役を続けるジョッキーもいる。地方における重賞最年長勝利記録を持つ兵庫の川原正一騎手は65歳。また愛知には川原騎手と誕生日が2日違いの丹羽克輝騎手がおり、浦和を拠点とする62歳の内田利雄騎手も活躍する。

 とりわけ「大井の帝王」と称される的場文男騎手は67歳。地方競馬の最年長勝利記録を持ち、昨年には初騎乗から50周年を迎えた。半世紀にわたる騎乗に地方競馬全国協会(NAR)から表彰された際には「乗れる間は挑戦を続けたい」と語るなど、まだまだ現役へのこだわりを見せる。

 競馬界で戦い続けるベテランたち。武豊騎手もさらなる記録更新を目指し末長い活躍を祈りたい。

【JRA所属で武豊騎手の先輩ジョッキー】
・柴田善臣騎手(1966年7月30日生まれ)
・小牧太騎手(1967年9月7日生まれ)
・横山典弘騎手(1968年2月23日生まれ)
※武豊騎手(1969年3月15日生まれ)

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