井之脇海×上川周作、窪塚愛流×篠原悠伸のWキャスト「ボクの穴、彼の穴。W」メインビジュアル完成

0

2024年05月13日 12:31  cinemacafe.net

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

cinemacafe.net

「モチロンプロデュース『ボクの穴、彼の穴。W」
「9ボーダー」の井之脇海と「虎に翼」の上川周作、映画『ハピネス』の窪塚愛流と「エルピス―希望、あるいは災い―」の篠原悠伸のWキャストによる舞台、モチロンプロデュース「ボクの穴、彼の穴。W」からメインビジュアルが解禁された。

本作は松尾スズキが初めて翻訳したフランスの童話作家デビッド・カリ著/セルジュ・ブロック絵の「ボクの穴、彼の穴。」(千倉書房)の絵本を原作した2人芝居。

戦場に残された敵対する2人の若い兵士。今日も向こうの穴では、敵(彼)がボクに銃を向けている。孤独に苛まれ、星空に癒され、幾度も限界を迎えながら、やがて「彼」を知ることで、勇気をもって新たな未来へと踏み出す希望の物語。舞台は戦場ながらも、ユーモアと人間の根源的な優しさが満ち溢れた作品となっている。

今回、翻案・脚本・演出を務めるのは、卓越した発想力と機知に富んだ演出で奇想天外な世界観を愛情一杯に描き、数々の作品でその才能を発揮しているノゾエ征爾。出演には井之脇海・上川周作ペアの<ボクチーム>、窪塚愛流・篠原悠伸ペアの<彼チーム>と、2チームWキャストで上演。

2チーム交互に上演することで、それぞれの俳優の魅力がより鮮明になり、それぞれ違う魅力を放つこととなりそうだ。

解禁となるメインビジュアルは、映画ビジュアルや、「GUCCI」、資生堂をはじめ、あらゆる分野とのコラボレーションを行うヒグチユウコの描き下ろし。繊細なタッチで描かれたキャストのイラストは、ヒグチさんならではの幻想的、かつ、魅惑的な世界を感じさせるもの。

裏面は、穴から表に出ようとするキャスト写真で表面とリンク。表裏一体のビジュアルは、“ボク”と“彼”の在り方を表している様にも見えてくる。

また、始動した特設HPでは、チラシにも掲載された、ヒグチユウコ作画のキャストイラストや、その表裏一体の写真なども使用し、作品の世界を表現。作品のスポット映像やキャストの動画コメントも公開されている。

▼あらすじ

戦場にいる敵対する“ボク”と“彼”。2人は同じく穴の中で息をひそめて相手の出方を探っている。ボクが頼るものは戦場に向かう時に渡された1丁の銃と“戦争マニュアル”。そのマニュアルには、「彼は血も涙もない、本当のモンスターだ」と書かれている。2人は空腹に耐え、星空に癒され、家族を想いながら、もう随分長く独りぼっちだ。やがて限界が訪れ、ボクは相手の穴に向かう。「敵を殺さなければならない。でないと敵に殺されるからだ」。

彼の穴に到着したボク。そこに彼の姿は無く、見つけたものは自分が持っているものと全く同じ“戦争マニュアル”。そこには“ボクがモンスターだ”と書かれている。衝撃を受けるボク。「ボクは人間だ!モンスターじゃない!ウソばかり書いてある!」そしてもう一つ見つけたものは、彼の家族写真。楽しい温かい家族写真だ。

ボクは彼を想像する。こんな家族が待っている人間が、女や子どもを殺す? ボクと彼は、同じウソをつかれているということだろうか…。


モチロンプロデュース「ボクの穴、彼の穴。W」東京公演:9月17日(火)〜9月29日(日)スパイラルホール(スパイラル3F)にて、大阪公演:10月4日(金)〜10月6日(日)近鉄アート館にて上演。




(シネマカフェ編集部)
    ニュース設定