「エースホテル」が福岡市天神に、福岡・天神「イムズ」跡に開発する複合ビルに開業

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2024年05月15日 16:51  Fashionsnap.com

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 三菱地所が5月15日、福岡県福岡市天神で計画中の複合ビル開発プロジェクト「天神1-7計画(仮称)」の新築工事に着手した。竣工は2026年12月末を予定している。

 新複合ビルは、1989年から2021年まで営業していた三菱地所初の単館商業ビル「イムズ」の跡地に建設。敷地面積は約4640平方メートルで、地下2階から地上2階までが商業ゾーン、地上1〜3階、16〜20階がホテル、地上3〜5階、7〜15階がオフィスエリアで構成される。開発コンセプトには「福岡文化生態系〜福岡のあたらしい文化を共に創造し続ける〜」を掲げ、新たな交流の循環が生まれ、豊かな文化・ライフスタイルを実現できるまちを目指していく。
 ホテルは、アジア地域で2施設目かつ九州初進出となるアメリカ・シアトル発のホテルブランド「エースホテル(ACE HOTEL)」が入居。地上1〜2階にラウンジやカフェバー、レストラン、ギャラリーを、3階にMICE対応が可能なファンクションルーム・ミーティングルームを設ける。16階から20階は客室エリアで全192室を用意し、19〜20階には宿泊者以外の来街者でも利用できるルーフトップバーを展開する。また、地域コミュニティの活性化・カルチャー創出を念頭に、アートや音楽などの文化的プログラムも企画するという。ホテル開業は2027年を予定している。

 商業ゾーンの総面積は約3600平方メートル。地下2階は、天神地下街やONE FUKUOKA BLDG.(以下、ワンビル)、因幡町通り地下通路と繋がり、様々なタイプのショップやレストランを展開する。地上1階は、現在進行中のワンビルや天神ビジネスセンター2期計画とともに、渡辺通り東側の商業活性化に貢献し、天神地区に新たな賑わい拠点を創出していくという。なお、現時点ではテナントは公開されていない。

 オフィスは総面積約2万6400平方メートルで、想定就業者数は約3000人。レイアウト効率が高く様々な働き方に対応できる無柱空間となる予定で、オフィスは最小区画約99平方メートルから利用できる。渡辺通りから視認できる3階角部には、様々なワークスタイルに寄り添うカフェを併設した、一部2層吹き抜けのオフィスエントランスを設ける。


◾️天神1-7計画(仮称)所在地:福岡県福岡市中央区天神1丁目326番1他敷地面積:4640平方メートル延床面積:7万3960平方メートル新築工事着工:2024年5月15日(水)竣工:2026年12月末(予定)
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