『ジョン・ウィック』シリーズ第4弾『ジョン・ウィック:コンセクエンス』で盲目の暗殺者ケインを演じたドニー・イェンが、同役を再演することが分かった。ケインを主人公としたスピンオフ映画に主演するという。ライオンズゲートが発表した。
本作は、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のその後を舞台とし、主席連合(ハイテーブル)から解放されたケインを描くという。撮影は来年、香港で行われる。
企画には、『ジョン・ウィック』シリーズ全ての作品のメガホンを取ったチャド・スタエルスキ監督が関わった。今年初め、スタエルスキ監督は『ジョン・ウィック』の世界をさらに拡大していくため、ライオンズゲートと新たな契約を締結した。本作もその一部だという。
スタエルスキ監督は、同シリーズを共に手掛けてきたベイジル・イヴァニク&エリカ・リーと共に本作も製作。監督は未発表だが脚本は「アンブレラ・アカデミー」のロバート・アスキンスが担当する。
ドニーによると、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の撮影前、ケインはアジア人俳優に与えられる、典型的なステレオタイプのアジア人役だったという。そこでドニーはスタエルスキ監督と話し合い、役名、衣装、脚本を修正してもらい、クールなケイン役を作り上げることに成功した。
映画ファンはケインを主人公とした映画が製作されることを歓迎しており、「最高のアイディアだ。だって、彼のキャラクターはものすごくかっこよかったから」「ケインは記憶に残るキャラだったから楽しみ」「ケインは主人公にふさわしいキャラクター。アクションシーンに期待する!」と喜びの声を上げている。
(賀来比呂美)