杏、現場で「2日に1回くらい 映画『かくしごと』出演の決め手や見どころも語る

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2024年05月16日 19:04  ORICON NEWS

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映画『かくしごと』(6月7日公開)(C)2024「かくしごと」製作委員会
 俳優の杏演じる主人公・千紗子が、事故で記憶を失った少年・拓未を自分の子どもとしてかくまうう、深く激しい母性をとらえた映画『かくしごと』(6月7日公開)について、杏が「2日に1回くらい泣いていた」と撮影時を振り返るインタビュー映像が解禁となった。

【動画】映画『かくしごと』杏のインタビュー映像

 本作は、ミステリー作家・北國浩二による「嘘」(※嘘=正字、PHP文芸文庫)を、映画『生きてるだけで、愛。』(2018年)で長編監督デビューを飾った映像クリエイター、関根光才が長編2作目として映画化した。

 本作への出演の決め手について杏は「千紗子という役を、今の自分だったらできるかもしれないと思ったのが大きな理由のひとつかなと思います」と語る。脚本を読んだ印象については、「いろんな世界の中での出来事に思いを馳せて、もっと胸が苦しくなることが年を重ねるにつれて増えてきたと思うので、その想いを反映できる作品だと感じました」。

 撮影については、「楽しいシーンではない、つらいこともたくさんあったので、1日撮影が終わると『は〜終わった〜』という感じで、結構大変だったと思います。2日に1回くらい泣いていました」と千紗子として生きた時間を振り返った。

 さらに、本作の物語に「現代のおとぎ話みたいだ」という印象を抱いたという杏。「例えば本当にかわいそうな目に遭っている子どもがニュースで出てきたときに、この子を守ってあげたいとか、もし目の前にいたらあったかいご飯をあげて抱きしめてあげたいと思っても、何かが起きてしまったからニュースになっているから、なかなかそこから先に自分ができることってなくて歯がゆいことが多いと思います。それをひっくり返して、千紗子は私が母親だと言って、親子として関係を築いてしまう。それがいいことなのか悪いことなのか、自分だったらどうするだろうかと考えながら、ミステリーとして観ていただけると思います」と見どころを語っている。

 完成した作品を観た感想については、「日本の緑の深さや夏の背景がすごく叙情的にもミステリアスにも感じる部分が多かったので、景色を見ているだけでも美しいなと思いました」と映像美の魅力を明かす。さらに、美しい景色のなかで明かされていく<かくしごと>について、「人間のつく嘘とか愛情がどのような結末を迎えるのか、予想しながら観ていただければと思います」と呼びかけた。


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  • 「嘘」って名前だった小節を、わざわざ、すでに2020年にアニメ化もされた久米田康治の漫画と表記まで完全一致の「かくしごと」に変えたの? あれはひらがな表記に「隠し事」と「描く仕事」のWの意味があったけど。
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