「悪質で重大」、異例の逮捕=捜査幹部、証拠隠滅を懸念―警視庁

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2024年05月18日 07:31  時事通信社

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時事通信社

 衆院東京15区補選を巡り、他陣営の選挙演説を妨害したとして、警視庁が政治団体「つばさの党」代表の黒川敦彦容疑者(45)らの逮捕に踏み切った。憲法が定める「表現の自由」との兼ね合いを踏まえ、同庁は慎重に証拠を積み上げてきた。捜査幹部は「悪質で重大な妨害行為。任意捜査では限界があると判断した」と語った。

 黒川容疑者らは選挙中、警視庁から公選法に抵触するとの警告を受け、口頭で注意されても、拡声器で怒号を上げたり、他陣営の選挙カーを追跡したりする行為をやめなかった。

 ただ、捜査当局が候補者の選挙中の活動を過度に取り締まれば、憲法が定める「表現の自由」を侵害しかねない。

 複数陣営から被害届を受理した警視庁は、被害を受けたと訴える候補者や、現場に居合わせた聴衆の証言を集めるなどし、慎重に立件の可否を検討した。他陣営への演説を妨害したとして候補者らが立件された事例は過去に乏しく、捜査幹部は「表現の自由を本当に逸脱、乱用しているのか。さまざまな立証を積み重ねた」と語る。

 立件のポイントの一つは、黒川容疑者らが選挙後も、同補選に立候補した乙武洋匡氏の応援弁士だった小池百合子都知事の自宅前などで、拡声器による抗議活動を続けていたことだった。

 同庁は活動が続いて候補者らにも攻撃が及べば、被害届を取り下げさせようとする「威迫」に当たり、証拠隠滅につながりかねないと判断した。捜査幹部は「卑劣な行為だ。民主主義の根幹を揺るがす事案。全容を徹底解明していく」と語った。 

このニュースに関するつぶやき

  • あれが「表現の自由」か?正に他の候補への「ハラスメント」じゃねーか.ハラスメント対策は特定の「加害者」や特定の行為だけを抑制し特定の勢力を優遇する利権なのが実態なのか?
    • イイネ!9
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