「うちのダンナに車で同窓会に迎えに来てほしかったみたい」困惑したようなリサさんの言葉に私たちはザワつきます。「他人の旦那にお迎え頼むって……」「うわー……その人の旦那さん、かわいそ」すると次はメグミさんが話しはじめました。「そういえば」
「だったらせめて保険証じゃなくて、保険料を支払うお金を借りるべきでしょ」「いや、どっちにしてもママ友相手にお金は貸せないよ。保険証も論外だし……」「それで、どうしたの?」メグミさんはげっそりした様子で顛末を話してくれました。
「消しゴム貸して」をキッカケにはじまった今回のおしゃべりのテーマは、「ママ友から貸してと言われたもの」。作業をしながら話していると、なかなかに衝撃的なエピソードが次々と飛び出してきました。
自分の同窓会にお迎えに来てもらうため、よその旦那さんを借りようとしたママ友。さらには保険証を貸してほしいと言ってきたママ友……。驚愕するあまりついつい作業の手が止まってしまいます。私たちはその後もしばらくその話で盛り上がったのでした。
【後編】へ続く。
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