無敗の皐月賞馬たちの日本ダービーはどうだった? “前走着差”と“鞍上”が明暗を分ける

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2024年05月23日 11:55  netkeiba

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今年、無敗で皐月賞を制したジャスティンミラノの結果やいかに…(撮影:下野雄規)
 皐月賞馬のジャスティンミラノ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)が日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)で史上8頭目の無敗二冠を目指す。そこで今回は84年のグレード制導入後の無敗の皐月賞馬10頭が、日本ダービーでどういった成績を残しているのかをチェックしたい。

 10頭のうち、8頭が日本ダービーに出走。84年のシンボリルドルフ、91年のトウカイテイオー、92年のミホノブルボン、05年のディープインパクト、20年のコントレイルが二冠を達成している。また、21年のエフフォーリアと23年のソールオリエンスはともに僅差の2着。連対を外したのは19年のサートゥルナーリアの4着だけとなっている。

 連対を外したサートゥルナーリアと、他の7頭の違いは何か。一つ目に挙がるのは皐月賞の着差だ。サートゥルナーリアが2着ヴェロックスとアタマ差の接戦だったのに対し、他の7頭は半馬身以上の完勝だった。もう一つは鞍上。サートゥルナーリアがルメール騎手からレーン騎手へ乗り替わったのに対し、他の7頭は継続騎乗だった。いくら強い馬、いくら名手とはいえ、日本ダービーで乗り替わることは決してプラスにならないのだ。

 では、ジャスティンミラノはどうだろうか。共同通信杯、皐月賞に続いて戸崎圭太騎手が騎乗するのは心強い。ただ、皐月賞がコスモキュランダとクビ差の接戦だったことは気になる。二冠ピンチまでは言えないが、圧倒的1番人気に推されるようなら、疑ってかかってもいいだろう。

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