宮崎駿監督、次回作は昔懐かしい冒険活劇?“パノラマボックス”制作中 息子・吾朗監督が漏らす

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2024年05月24日 14:30  ORICON NEWS

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宮崎駿監督の次回作への期待を語った宮崎吾朗監督(C)ORICON NewS inc.
 東京・三鷹の森ジブリ美術館にて24日、あす25日からスタートする企画展示「君たちはどう生きる展」第二部・レイアウト編の内覧会が開催され、スタジオジブリの宮崎吾朗監督が出席。宮崎駿監督が次回作になるかもしれない創作活動を行っていることを明かした。

【写真】かわいい!「ワラワラ」のパノラマボックス

 同企画展には、宮崎駿監督自ら描き下ろしたパノラマボックス「ワラワラ」が展示されるが、このパノラマボックスは、7年かけて制作した映画『君たちはどう生きるか』がひと段落した後、「本人の暇つぶし」(吾朗監督)として過去作のパノラマボックスを制作し始めたという。

 吾朗監督は「過去作ばかりではつまらないから、次回作でもつくってよ、と言ったら、今それをつくっているんですけど」と明かし、「それが本当に次回作になるかはわからないけど、昔懐かしい冒険活劇風で、期待している」と漏らしていた。

 同企画展は、映画『君たちはどう生きるか』のために描かれた手描きの絵を3回に分けて展示する企画展示の第二部、レイアウト編(11月10日まで)。宮崎駿監督による絵コンテをもとに、カットを担当する原画マンが描いたレイアウト206点が展示される。レイアウトには、宮崎駿監督や作画監督、美術監督など、多くの人の手を渡りながら、描いては消され、描き直され、修正が入れられ、指示が書き足され、それが、その後のアニメーション制作作業の設計図となっていく。

 『君たちはどう生きるか』の総カット数は約1250カットあり、複数のレイアウトが描かれたカットもあるため、展示されているのは、吾朗監督が「独断と偏見」で選んだ6分の1。吾朗監督は「100%手描きでレイアウトを描いているのは稀。一枚一枚のレイアウトに込められた描くことの力、描かれた絵の力を感じてもらえたら」と話していた。

 11月23日から第三部・背景美術編を予定している。三鷹の森ジブリ美術館の入館は日時指定の予約制。

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