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(左から)パーソナリティの小山薫堂、おばあちゃん、宇賀なつみ
◆その名も“おばあちゃん” 70代でお笑い芸人に!
おばあちゃんは、1947年生まれの御年77歳にして、吉本興業所属でデビュー6年目のお笑い芸人。自身の体験談に基づいたシルバー川柳ネタで舞台に立っています。
2018年、吉本総合芸能学院東京校(東京NSC)に24期生として入学したのは、元々お笑い芸人を志したからではなく、“舞台の専門用語を勉強したい”という思いがきっかけでした。当初、いろいろな学校にアプローチしたものの、年齢制限などもあり、受け入れてくれたのがNSCだけだったと話すおばあちゃん。
70代にして“学びたい”と思った経緯について、「ずっと普通の勤め人をしていましたので、“老後をどうしようかな?”と思ったときに、やはり自分の好きなことをやりたいなと思って。定年を過ぎて高齢者劇団というところに首を突っ込んだのですが、舞台に出て『板付き(※幕が開いたとき、舞台に人物がいること)ですよ!』とか言われても『あたしはかまぼこ? どうやるの?』と。これはまずいということで、舞台周りの勉強をさせていただきたいと思ったんです」と振り返ります。
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おばあちゃんは「楽しいですね」と笑顔をのぞかせて、「無理をせずに人と比べず、自分のペースでできる喜びがありますね。もったいないんです、何かしていないと、貧乏性なもので」と答えます。
NSCの門を叩いたことがきっかけとなり、思いがけない形でお笑いの世界に足を踏み入れることになったおばあちゃんは、「私たちの時代というのは戦後間もないときで、食事も3食まともにとれない時代で、特に女性は学問はいらないという風潮もまだ残っていました。ときおりラジオで聴こえてくる漫才があって、意味はわからないんですけど、みんな笑っているじゃないですか。物も楽器も何も持たないで笑っているって“いいなぁ”と、子ども心に思っていたんですね。それがこの歳になって、思わない形で実現させていただいたということですね」としみじみと語ります。
77歳にして今なお「とにかくやりたいことだらけ」と話すアグレッシブなおばあちゃんを前に、宇賀が「おばあちゃんと同じ世代とか、これから老後をどう過ごそうかなと思っている方に伝えたいことはありますか?」とメッセージを求めると、「“歳だから……”ということを考えないでほしいです。確かに若い子のようにダンスとかは無理な話ですけど、今できる自分の楽しみを見つけて好きなことをすれば、外にも出られるし。そうすれば少々足が痛くても、『今日は行かなくちゃ』とか、何か自分の好きなことを見つけて、自分のペースでやればいいと思うんです。だから人と比べちゃったりすると無理ですよね」とおばあちゃん。
また、6月に還暦を迎える小山に向けて、おばあちゃんは「おめでとうございます。ひとつの区切りですよね」と祝福。小山から「何をすればいいですかね?」と問われると、おばあちゃんは「とにかく自分の楽しいことをする、楽しいことを見つけるということですよね。早めに見つけたほうがいいかもしれないですね」とアドバイスを送ります。
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![](https://news.audee.jp/news/contents/o9lJe1PPjRtF.jpg)
書籍「ひまができ 今日も楽しい 生きがいを ─77歳 後期高齢者 芸歴5年 芸名・おばあちゃん(ヨシモトブックス)」
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5月19日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年5月27日(月) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00〜15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/post/
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