<理系の向かう先>理科が得意な中学生。向いている職業といえば何?医療系以外もたくさんある!

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2024年05月25日 13:30  ママスタセレクト

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自分が文系だったママの場合、算数や理科が得意な子どもが将来どんな仕事に就くのがいいのか、どんな進路をたどればいいのか検討がつかない人もいるのではないでしょうか。理系科目が得意であれば、なんとなく医者や薬剤師、看護師もあると考える人もいるでしょう。ママスタコミュニティにもあるママからも理系の進路について相談の声が寄せられました。
『理科だけが偏差値70くらいで得意な中学3年になる娘と「何の職業に向いているのかな」と話しています。模試の偏差値はだいたい66くらいです。どんな職業が向いていると思いますか?』
投稿者さんは、娘さんの進路で悩んでいるようですね。得意な理科をのばして「将来どんな職業に就くか」を考えています。ですが、投稿者さん自体、理科が得意ではなく、理系の子が一体どんな職業に就くのか検討がつきません。ママスタコミュニティのママはどんなアドバイスをくれたでしょうか。ママたちの声を紹介します。

理科といっても範囲が広い。どんなジャンルが得意?


『理科といっても生物、物理、化学、地学とかいろいろあるからなぁ。どのジャンルが得意なの?』
理科といえども範囲が広いため、まずはどんなジャンルが得意なのか質問が寄せられました。こちらのママの質問に投稿者からこんな回答が寄せられました。
『物理、化学、生物は好きみたいです。地学は苦手です。調べてみた薬学部が理科の入試らしく、本人が薬をよく飲むから気になるとは言っています』
投稿者さんの娘さんは理科でも、物理、化学、生物が好きとあります。自然科学に興味があるようですね。また理科のみの受験科目で受けられる大学に薬学部があると調べたようで、投稿者さんは薬学部に進学してもいいと考えていることがわかりました。

理系に向いている職業とは?

『化学と生物が得意なら薬学で薬剤師もいいよね。工学も。高校の理科で分野は変更がきくよ。中学と違って難しくなるから得意がはっきり分かれてくる』
『うちの娘も理科が好きで、科捜研の女になるべく、今は大学で生命化学を学んでいるよ』
『そのまま理系科目が得意だと仮定するなら、自分が親なら薬学部か農学部を勧めるかな』
『理系に進んだ私の周りの就職先では、食品系、化粧品系、生活雑貨(歯磨き粉や洗剤)系、印刷系、医薬品関連とかかな。まあ山ほどある。でもなかには数学も得意にするために理系クラスにいたけど、将来の夢は会計士だから高3で文転するなんて道もある』
ママの声にもあるように職業の選択は多数ありますよね。共通するのは、文系よりも専門的な知識を身につける機会が増えるということではないでしょうか。より専門知識を活かした職業に就けるといえそうですね。ママの声に挙がっている業種以外にも、機械系や電気・電子系、材料系、化学系、情報系などの道もあります。さらに大学院に進学し、研究者の道を進む人もいるでしょう。文系の人にとってはピンとこない理系の職業ですが、選択肢は山ほどあると捉えておくといいですよね。
参考:経済産業省「理工系人材育成に係る現状分析データの整理」p1

中学理科の偏差値だけで職業は決められない


『「理科だけできるお陰で全体の偏差値が引き上げられてラッキー!」なぐらいの感覚で、今理科系の分野にしぼらない方がいい』
『中学理科と高校理科は全く違うからね。中学で理科が好きとかちょっとだけ得意では話にならない。先走るのは止めた方がいいよ。今はまだ職業より目先の学力をしっかりと身につけよう』
『今の段階で職業に結びつけたら選択肢を狭めそう。今は向上心を大切にした方がいいんじゃないのかな。高校の選択理科で、専門化した導入部分が学べるのでそこで学びたい方向がわかるよ』
「偏差値だけでは職業は決められない」といったママの声も寄せられました。たしかに中学理科の偏差値だけでは、膨大にある職業の選択は難しいかもしれません。ただし、親の意向が子どもの進路に影響する点も知っておくといいでしょう。経済産業省の「理工系人材育成に係る現状分析データ等」には、親が子どもに望む職業分野が子どもの学科選択に与えた影響に関して、その影響が大きいのは、建築や土木、医療系とあります。一方、情報や物理、化学、生物系は親の影響が弱いとしています。たとえば、両親が医療系の仕事や建築系の仕事に就いていると、子どもも身近に見本がいるため、影響を受けやすいのかもしれませんね。投稿者さんの娘さんは、とくに両親の影響なく、物理、化学、生物が好きとありますので、これから自分で調べて自分に合った職業を見つけるかもしれません。
参考:経済産業省「理工系人材育成に係る現状分析データ等」p51

苦手科目にも力を入れて目の前の勉強に勤しむ

『地元の大学の先生に言われたことは、理系に進むならば、数学と英語は疎かにしないこと。高校1年までは苦手科目をつくらないように努力すること。昔のように理科オタクだから理系に進むのでは駄目、幅広い視野を中学から高校にかけて養うように教えられた。何の道に進むにも今は理科や数学が得意だからといって、安易に理学部や医薬進学はたしかにないと思う』
『理系大学志望なら学費も研究レベルも国立がいいと思う。理科以外の科目を同じレベルに持っていけるよう頑張ってから考える』
具体的にどういった勉強をし、進路選びをすればいいかアドバイスをくれたママもいました。参考になりますね。中学では職業をしぼるのではなく、広い視野をもつことが大事としています。勉強面では苦手科目の克服が肝になるようですね。さらに国立大学を目指すのであれば、なおさら総合的な勉強が大切になってきますよね。

今は職業、進路を紹介する書籍もたくさん出版されています。そうした本を親子で眺めつつ、投稿者さんは娘さんが目の前の勉強に打ち込めるようサポートするのがいいのではないでしょうか。

文・安藤永遠 編集・有村実歩 イラスト・善哉あん

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  • 私も小中学生の頃は理科(生物)大好きだった!祖父の死もあり、結局臨床検査技師になった。性格的には向いてないけど、好きを仕事に繋げた感じ。
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