結婚式で招待客の「浮気」が発覚、新婦は大号泣。式は一時中断で地獄絵図に…――仰天ニュース・トップ3

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2024年05月26日 16:01  日刊SPA!

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写真はイメージです(Photo by Adobe Stock)
来月6月はジューンブライド。そこで日刊SPA!では反響の大きかった記事の中から厳選した、とんでも結婚式ベスト3を発表。結婚をめぐり巻き起こった驚きのエピソード第1位の記事はこちら!(集計期間2018年1月〜2023年12月まで 初公開2022年6月15日 記事は取材時の状況) *  *  *

 結婚式では、ついついお酒を飲み過ぎてハメを外してしまう人もいる。今回はその結果、周囲を混乱へと導いてしまったエピソードを紹介する。

◆「私もプロポーズされた!」と叫ぶ女

 新婦友人として参列した澤田栄子さん(仮名・30代)は、アットホームな結婚式に突如現れた、空気の読めない女について話してくれた。

「同じテーブルにかなりハイテンションな女性Kがいました。初対面ですが、熱心に撮影したり涙を流したりしている様子を見て、とてもいい人なんだろうな……くらいに思っていたんです」

 次第に、Kの様子は明らかにおかしくなっていった。

「『実は私もプロポーズされた! 今とても幸せだ!』と周りのテーブルにも聞こえるほどの大きな声で話し始めました。いいことではあるけど、その日の主役は新郎新婦です。『今大きな声で話すことじゃないよね』とみんなが気まずい様子でした」

◆不倫が発覚

 しかし、その後もKは叫び続けた。どうやら、新郎友人の席にその婚約者がいるようだったのだ。

「『あの人だよ!』と指を差したんです。同席していた私たちはびっくりでした。なぜなら、指を差されたYは私の知り合いだったからです。しかも、Yは既婚者でした」

 この時点で、「あ、この人おかしいのかも」と思っていた澤田さん。妙にテンションが高いのもお酒の飲み過ぎなのかと思っていたというが……。

◆結婚式を一時中断させた二人の喧嘩

「Kは段々ヒートアップし、『Yと素敵な結婚式を挙げたい! 今日のブーケも絶対にもらいたい!』と声が大きくなり、周りもヒヤヒヤするような状況になっていました」

 その日の結婚式は、レストランウェディングだったため会場は広くはない。Kの叫び声は余計に響いていた。そして、新郎新婦は共通の友人も多く「どういうこと?」と騒ぎになってしまったそうだ。

 責められる新郎友人Yとニコニコしている新婦友人K。

「俺はお前なんか知らない!」とYが大声を出し、これをきっかけに会場は騒然。

「何言ってんの、結婚しようって言ったじゃん!」
「お前は黙ってろよ!」

「二人の罵り合いから不倫状態であることが確定しました。みんなで二人を取り押さえたのですが、式は一時中断してしまったんです」

◆主役の新婦は号泣

 この間、新婦は泣き出してしまい散々だったという。

「結局、二人と数人が会場の外へ連れ出され、式は再開しました。しかし、最後まで新婦の表情は暗かったのを覚えています。何とか終わった結婚式でしたが、新郎新婦にとっては災難だったでしょうね」

 やらかしたカップルはというと、Yは不倫がバレて離婚。Kも慰謝料を払い、二人は別れたそうだ。

◆結婚式で喜怒哀楽すべてをさらけ出す花嫁の父親

 田中陽太さん(仮名・40代)は、親戚の結婚式でのぐだぐだなエピソードを話してくれた。新婦父Sは、娘の結婚式であまりにも嬉しかったのか、寂しかったのか……感情の全てを出しきって門出を祝ったという。

「私と同い年の従兄妹が結婚することになり、Sは娘の結婚で随分前から舞い上がっていました。嬉しいけど哀しい。めでたいけど寂しい。父親としての複雑な思いを私に話していました」

 結婚式当日、Sはついついお酒が進んでしまったようだ。

◆結婚式序盤で「娘が奇麗だ!」と連呼

「結婚式開始の1時間前、親族の控室に行くとSが上機嫌で何かを飲んでいます。すでにビールを飲み始めていました。まだ意識はあり、呂律はしっかりしている様子でした」

 結婚式が始まると、ますますテンションが上がっていくS。「娘が奇麗だ」と言い続けていたという。

「お酒を飲む勢いは止まりません。娘を見ながら軽く泣いています。Sの妻(以降、N)は、その様子に少しイライラしていました。だんだんSの話す意味がわからなくなり、私は不安になりました」

 結婚式の序盤で、すでにべろんべろんのS。司会者の話は全く聞けていないようだった。乾杯のときにも少しふらつき、意識もぼんやり。完全に目が据わっていた。

「中盤では、椅子に座っていても体は斜めになり力が入っていない様子で……。顔は笑っているのに泣いています」

◆感謝の手紙で泣き崩れる

 真っ直ぐ歩けず、呂律の回らないSに、Nはついにブチギレた。結婚式終盤には、泥酔状態だったそうだ。トドメは、“感謝の手紙”だ。

「表情はぐちゃぐちゃ。意味不明な言葉を叫びながら、一人では立っていられずNにしがみついています。娘が手紙を読んでいる途中で、号泣して崩れ落ちました」

 しかし、周りの人たちは、“感極まった父親”として温かく見てくれていた。娘も意外と嬉しそうだったと振り返る。「花嫁が喜んでくれたのならいいでしょう」と田中さんは締めくくった。

<取材・文/chimi86> 

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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