その名の通り“チャンプ”が歴代1位の1分30秒9 安田記念の勝ち時計ベスト3

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2024年05月27日 11:45  netkeiba

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19年の安田記念を制したインディチャンプ(撮影:下野雄規)
 東京競馬場で6月2日(日)に行われる安田記念(3歳上・GI・芝1600m)。1951年に創設された伝統のマイル重賞で、84年のグレード制導入からGIに格付けされている。過去の勝ち馬にはタイキシャトルやモーリスなど歴史的トップマイラーが並ぶ。本稿では同レースの開催にあたり、歴代勝ち時計をランキング形式を紹介する。

■1位 1分30秒9 2019年 インディチャンプ

 GI馬7頭が顔を揃えた一戦。人気を集めたアーモンドアイはスタートで不利を受けて後方からとなり、インディチャンプは好スタートから内3番手の絶好位を運んだ。半マイル通過は45秒8とやや遅めのペースとなり、レース上がりは33.9秒の決め手比べ。逃げ粘りを図るアエロリットをクビ差とらえ、外から猛追したアーモンドアイをわずかに抑えたところがゴール。強敵撃破で初のGIタイトルを獲得した。

■同2位 1分31秒3 2012年 ストロングリターン

 サダムパテックが1番人気に支持されたが、6.6倍と歴史的な大混戦模様でレースはスタート。シルポートが躓きながらも先手を取り、半マイル44.9秒のペースで快走する。速い流れとあって、直線では差し馬が台頭。その中でもストロングリターン、グランプリボスの2頭が、内にササりながら激しい叩き合い。ゴール直前まで追い比べは続いたが、最後はグイっとクビ差だけストロングリターンが先着した。

■同2位 1分31秒3 2018年 モズアスコット

 登録の段階では除外対象で、安土城Sで賞金加算を狙ったが2着。その後、回避馬が出たことで出走可能となり、連闘でGIに挑んだ。レースは向正面でスムーズさを欠く場面もあったが、それ以外は流れに乗って後方を追走。直線では馬群を縫うように脚を伸ばし、最後はアエロリットをクビ差とらえて勝利した。連闘でのGI制覇は98年スティンガーの阪神3歳牝馬S(現:阪神JF)以来。陣営の果敢な挑戦が実を結んだ。

 今年の安田記念にはソウルラッシュ、ナミュールらが出走するが、注目は香港からの刺客2頭だろう。ロマンチックウォリアー(Romantic Warrior)はQE2世C(香G1)を3連覇するなどG1・7勝。もう一方のヴォイッジバブル(Voyage Bubble)も今年の香港スチュワーズC(香G1)を制している。当レースでは、06年ブリッシュラック(Bullish Luck)以来となる香港馬の戴冠か、それとも日本馬が跳ね返すのか。発走は2日の15時40分だ。

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