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<第76回カンヌ国際映画祭>話題を呼んだレッドカーペットを振り返り!
Varietyによると、本作はセックスワーカーの女性とロシア人富豪の御曹司とのロマンスを描く作品。映画『フロリダ・プロジェクト』と『レッド・ロケット』に続く3作目のカンヌ出品作品で、最高賞の獲得となった。アメリカ人監督が同賞を獲得するのは、2011年のテレンス・マリック監督による『ツリー・オブ・ライフ』以来十数年ぶりの快挙。
名匠フランシス・フォード・コッポラ監督からトロフィーを贈られたベイカー監督は、この賞を「過去、現在、そして未来の、全てのセックスワーカー」に捧げるとスピーチ。
続けて、「映画館で他者と一緒に鑑賞することは、最高の共有体験の一つです。笑いや悲しみ、怒り、恐怖を共有し、うまくいけば友人や全く知らない人たちと一緒にカタルシスを得る。映画の未来は、原点である映画館に帰するのです」と述べ、劇場向け映画製作の重要性を語った。
また閉会式では、「スター・ウォーズ」シリーズなどで知られるジョージ・ルーカスに対し、コッポラ監督から名誉パルムドールが贈られた。
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コンペティション部門の受賞作品は、以下の通り。
パルムドール 『Anora』(ショーン・ベイカー)
グランプリ 『All We Imagine as Light』(パヤル・カパディア)
審査員賞 『Emilia Perez』(ジャック・オーディアール)
監督賞 ミゲル・ゴメス『Grand Tour』
特別賞 モハマド・ラスロフ『The Seed of the Sacred Fig』
男優賞 ジェシー・プレモンス『憐れみの3章』
女優賞 アドリアーナ・パス、ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメス『Emilia Perez』
脚本賞 コラリー・ファルジャ『The Substance』