雅子さま “裏切り”にご心痛…交流22年の“困窮児童支援の同志(66)”が「17歳少女を買春容疑」で逮捕

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2024年05月28日 06:10  web女性自身

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楽器を手にした小学生から高校生までの子供たちや大学生が、天皇陛下と雅子さまを前に緊張した面持ちで集まっていた。5月25日、岡山県を訪問されていた両陛下は、第74回全国植樹祭へのご出席を翌日に控え、岡山県立岡山工業高等学校で、「岡山市ジュニアオーケストラ」の練習を見学された。



その後、子供たちにお声がけされる雅子さまのご表情には、柔和さが浮かびつつも、まなざしにはいつも以上のご決意が宿っているように見えた。



「岡山市在住の児童・生徒を中心に、オーケストラ活動を行う環境が近隣にない子供たちも参加していて、懸命に取り組む姿に感動されたご様子でした。



雅子さまは、経済的な事情や虐待などを受けて困窮する子供の存在に、“希望を与えたい”と願われてきました。そうしたお気持ちから、さまざまな支援団体などに、ご公務のみならず私的な時間を割いてでも赴かれてきました。



しかし先日、子供たちを支援するご活動に関わる施設で、雅子さまが悲しまれる出来事が起きていたのです」(宮内庁関係者)



5月14日、警視庁町田署は児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、社会福祉法人「福音寮」前理事長の飯田政人容疑者(66)を逮捕している。



じつは、福音寮が運営する児童養護施設には、雅子さまが2002年11月、2006年10月、2016年6月の3回にわたり足を運ばれており、入所する児童たちと交流を重ね、職員たちを励まされてきたのだ。警視庁担当記者は、飯田容疑者が起こした事件の経緯についてこう明かす。



「飯田容疑者は昨年8月から9月にかけて、18歳未満と知りながら、マッチングアプリで知り合った当時17歳の少女に対し、神奈川県内のホテルで2回にわたり、合わせて2万5千円を支払う約束をして、わいせつな行為に及んだ疑いが持たれています。



捜査関係者によれば、飯田容疑者は『18歳未満だと聞いていなかった』と容疑を一部否認している一方で、少女は容疑者と会った際に実年齢を伝えているといい、供述が食いちがっています。また飯田容疑者は、5月18日付で理事長の職を解かれています」



福音寮は戦災孤児の救済を目的に、終戦後間もない1945年に発足。家族による養育が困難な2歳から18歳までの60人ほどの子供たちが、現在もグループホームなどで分かれて生活している。22年前、雅子さまが初めて訪問されたのは、愛子さまが1歳になられる直前だった。





■ご体調が優れずとも施設に足を運ばれ…



当時を知る皇室担当記者はこう振り返る。



「緊張する児童を前に、同じ目の高さになるように低く腰をかがめられた雅子さまは、『寒くないですか』『(遊びは)何がいちばん好きなの?』と、一人ひとりに声をかけられていました。このご視察以降、施設の子供たちは毎年12月の雅子さまのお誕生日に手紙を書いていて、雅子さまはそのお礼としてバレンタインデーに花束やお菓子などを贈られているそうです。



飯田容疑者は、2002年7月に施設長に就任し、施設の代表の一人として雅子さまを迎え、アテンドする立場にありました。まさに雅子さまの困窮児童を支援するご活動の“同志”ともいえる人物だったのです」



飯田容疑者は、かつて本誌の取材にも応じたことがある。天皇陛下が即位された2019年、雅子さまのご訪問を振り返り、次のように語っていた。



《前回のご訪問(※2016年のご訪問)では、10年前に雅子さまにお会いした卒業生たちも「ぜひお会いしたい」と戻ってきて、皆が笑顔で思い出話をいたしました。それぞれに事情があり親と一緒に暮らせない子供たちを、皇后さまは心からずっと応援し続けてくださっているのです》



子供の福祉を担う施設のトップが、未成年を性的に搾取していたという衝撃的な“裏切り”。雅子さまは強く心を痛められた一方で、子供たちを守るという決意をさらに固められていたのだ。



「2006年と2016年の福音寮ご訪問は、雅子さまは私的なものとして足を運ばれましたが、この当時はとくに体調が優れない時期でした。おしのびという形であっても、困窮する子供たちに寄り添い、交流を続けたいというお気持ちが強かったからでしょう。それだけに今回の事件に強い衝撃を受けていると聞いていますし、何よりも入所している子供たちの今後の生活を案じ、思いを巡らせておられるはずです。



一般的に両陛下の行幸啓先に選ばれた組織や団体は、社会的に大きなステータスを得ることになります。その半面、訪問する場所で何らかの不祥事が起きていた場合でも、皇室として“お墨付き”を与えてしまうことになる可能性が生じかねません。



今回の事件のために、雅子さまが福音寮を再訪されるのは、かなり難しくなってしまったといえます。しかしそれでも雅子さまは、子供たちとの“絆”を守られようと、交流を続けるための手立てを検討されているのです」(前出・宮内庁関係者)



5月21日にも、千代田区の区立九段幼稚園を天皇陛下と訪問されていた雅子さま。事件が報じられた後にもかかわらず、工作を楽しむ児童を見守りながら、このときも優しくお声がけされていた。



常に“私が守る”という決意を胸に奮起され……雅子さまの子供たちを救うための歩みは、けっして止まることはない。

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