BTS・JIN似の彼氏と夢のようなキャンプデートのはずが…深夜テントの中で“最悪の事態”に

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2024年05月28日 09:10  女子SPA!

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女子SPA!

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 自然を感じながらゆっくりとした時間を過ごせるのが、キャンプです。最近では、キャンプデートをする人も増えてきているそう。

 佐々木千枝さん(仮名・33歳)も、非日常を感じながら彼と特別な思い出をつくるのを楽しみにしていた一人。

 しかし、キャンプデートが引き金になって彼とお別れしたと言います。いったい何があったのでしょうか?

◆マッチングした彼にゾッコン

 千枝さんは、マッチングアプリで知り合った彼と交際して3ヶ月の頃にキャンプデートしたそうです。当時の千枝さんは彼に夢中だったんだそう。

「背が高くてね、とにかく顔がどタイプだったんです。私、BTSのJINの推し活をしているんですけど、彼は斜め45度から見るとJINに似ているんですよね。だから彼に初めて会った時は、興奮しました」

 見た目がタイプだった彼と、非日常を味わいたいと計画したのがキャンプでした。

「お互いアウトドア好きではないんですが、流行りのキャンプデートをしてみたくて。私が気になると言ったら、彼がすぐにキャンプ場を調べて予約してくれたんです」

◆お天気に恵まれた最高の日

 キャンプ当日は晴天で、彼のスポーツカーの助手席に座って幸せなドライブだったそうです。

「もう、何から何まで完璧で。理想の彼と素敵な車で初めての経験であるキャンプをしに行くなんて、と夢のような気分でした」

 キャンプ場は、かなり山の奥にあったそう。川のせせらぎや、鳥のさえずりが聞こえ、マイナスイオンがたっぷりと感じられる環境は、まさに非日常だったといいます。

「あの日は、必要なものはすべてキャンプ場でレンタルしました。そもそも彼も私も、キャンプの知識があまりなくて、テントを立てるのも動画を確認しながらやっていました。彼と一緒に、悩みながらテントを組み立てる時間は楽しかったですけどね」

◆読書に散策にBBQを楽しむキャンプデート

 セッティングが終わると、散策やハンモックで読書するなどゆったりとしたキャンプ時間を過ごしたそうです。

「手を繋いで、川べりを歩きながら幸せな時間を過ごしました。レンタルしたハンモックを彼が木につけてくれたので、そこで揺られながら持ってきた本を読んで……、贅沢な時間でしたね」

 千枝さんが読書している間に、彼は慣れないながらもなんとか火を起こしてBBQの準備をしてくれたんだとか。

「私は彼の言葉に甘えて好きな本しか持っていかなかったんですけど、彼は食材を用意してくれていたんです。しかも、サシが綺麗に入った結構お高めのお肉でした」

◆ところがその夜のこと

 夜はBBQをしながらワインを飲み、いい感じに酔いが回ったという千枝さん。キャンプ場のルールの通り、22時には消灯してテントに入りました。

「焚き火を見ながらお酒を飲むのは心地良くて、本当はもっと夜の時間を過ごしたいなと思っていました。私たちのテントの周りには家族連れの方もいましたが、みんな22時には食事を終えて暗くしていましたね」

 千枝さんと彼も、周りに合わせてテントの中へ。

 しかし、寝袋に入り「おやすみ」の挨拶を交わして1分も立たないうちに聞こえてきたのは彼のいびきでした。

「いや、もうキャンプ場全体に響き渡るかと思うくらい。いびきの音が尋常じゃなかったんです。音にすると、『ぐわー』とか『ごー!』という感じ。彼のいびきが彼の身体を伝って、コットからテントに行き、テントも揺れているような感覚でした」

 さらに、いびきだけでなく寝ている彼の方から「ぶっ」「ぷ〜」とおならの音が頻繁に聞こえてきたんだそう。そのニオイがテント内に充満し、苦しくて涙が出たという千枝さん。

「昼間は爽やかで素敵な彼が、夜になるといびきにおならに、それから歯軋りまで。とにかくうるさいわ、クサいわで大変でした。

 朝起きてからも、夜の彼が忘れられなくて笑顔になれなくて。周りのキャンパーたちもこちらをチラチラ見ていたので、恥ずかしかったですね。さっさと片付けをして帰りました」

 千枝さんはキャンプから帰宅してすぐ、彼とはお別れしたそうです。

 少し彼が気の毒ですが、「二度と彼とは夜を過ごしたくない」と強く言い放った千枝さんでした。
<取材・文/maki イラスト/魚田コットン>

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