マシンガンズ滝沢秀一、“ワケあり区”のマイナスイメージ払拭に意欲「『THE SECOND』と同じように再認識して」

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2024年05月28日 12:11  ORICON NEWS

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足立区マイナス印象払拭へ意欲を語ったマシンガンズ・滝沢秀一 (C)ORICON NewS inc.
 お笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一が28日、都内で行われた『足立区マイナスイメージ払拭プロモーション発表会』に登壇した。

【全身カット】笑顔で登場した足立高校出身のマシンガンズ・滝沢秀一

 足立区では、区外から「治安が悪い」「ヤンチャな街」と言われ続けていることを受け、こうした根強く残るマイナスイメージを払拭するため、「ワケあり区、足立区」というコンセプトを設定し、区外へ向けたプロモーションを本格始動させる。

 同発表会では、足立区政策経営部シティプロモーション課の栗木希氏よりこれまでの取り組みや、プロモーションに取り組む経緯、今後の展開について語られたほか、足立区にゆかりのある滝沢を招き、「足立区の過去と未来」についてのトークショーが行われた。

 3歳から足立区で育った滝沢は、「ワケあり区、足立区」というコンセプトについて開口一番に「この言葉で大丈夫なんですか!?」とツッコミ。「“ワケあり物件”みたいな…ヒソヒソ声で言われるようなイメージ」と懸念するが、区外のマイナスなイメージを逆手に取り、「暮らすワケがある街」という意味を持たせたコンセプトであると説明されると「僕は足立区の悪いところと同じくらい良いところも知っているし、これからも変わっていくってことですよね」と大きくうなずいた。

 続けて、滝沢は「足立区出身だと話すと『かわいそうに』って言われた」「石を投げればヤンキーに当たる」「家の前が暴走族の通り道だった」などと回顧して笑わせながら、「今はそういうこともないみたいですね」と同区の刑法犯認知件数の減少具合に触れた。

 足立区の刑法犯認知件数に関して、ピークとなった平成13年の1万6843件から20年令和3年には3212件まで約8割減少。栗木氏は「足立区は自治区域がとても大きな区ですので、ピーク時も面積や人口比ではワーストじゃなかったんです。ただ、それだと言い訳になってしまうので、あくまでも認知件数を下げていくことを意識して、様々な取り組みをしてきました」と胸を張った。

 主な取り組みとして「ビューティフル・ウィンドウズ運動」に注力。これはアメリカ・ニューヨーク市が展開した、割れた窓ガラスを放置するような軽微なことから地域全体が荒廃し、犯罪も増えてしまうという「割れ窓理論(ブロークン・ウインドウズ)」をもとにした対策となる。現在ゴミ収集会社の清掃員としても働く滝沢は、「ゴミの集積所にも同じことが言えて、僕も『街をキレイにすることで治安が良くなる』とずっと言ってきた」と賛同した。

 その後、滝沢は「足立高校出身なんですけど、大先輩にビートたけしさんがいて。有名人は4人くらいしか出ていない高校で、芸人で言えばたけしさんの次が僕」と誇りながら、2023年『THE SECOND』準優勝の経歴を挙げ、「『THE SECOND』は、言ってしまえば“オジサンを再認識しましょう”という感じの大会で。それと同じように、足立区のことも再認識してほしい」と呼びかけ、「僕も広報活動をやりますので注目してください!」と買って出た。
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