“もうひとつのWBC”日本代表主将は50歳、片腕・指3本で打つ! 呂布カルマがラップでナレーション

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2024年05月28日 16:06  ORICON NEWS

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29日放送『ゲンさんのハンドサイン』より(C)東海テレビ
 “もうひとつのWBC”日本代表キャプテンを追ったドキュメンタリー番組『ゲンさんのハンドサイン』 が、東海テレビであす29日放送に放送される(深0:25〜1:25 ※東海ローカル)。

【写真】指3本で打つ!日本代表キャプテン・松元剛さん

 50歳の松元剛さんは、23年前の感電事故で、左腕、右手の人差し指、中指を失った。宴会で楽しげに「飲んでも飲まれるな!あれは嘘。飲んだらとことん飲まれろ!」と語るなど、超ポジティブ。口ぐせは「テンション次第で世の中が変わる!」。

 “もうひとつのWBC”と呼ばれる、障害者野球の世界大会では、日の丸キャプテンを務めた。障害者でも人々の心を動かすプレーができ、たとえ指が3本になったとしても幸せをつかめると、証明するために。そして最後に明かされるハンドサインの意味とは…。

 ナレーションは、名古屋を拠点に活躍するラッパーの呂布カルマ。なんとラップでのナレーションに初挑戦する。

■吉野健プロデューサー コメント
松元剛さんとの出会いは2010年、松元さんが、第2回世界身体障害者野球大会の日本代表に選ばれた時でした。出会ってすぐに松元さんの元気で明るいキャラクターに惚れ、世界大会での活躍をその年、ニュースで特集しました。世界身体障害者野球大会は、4年に一度開催される世界大会で、2014年の第3回大会、2018年の第4回大会では、松元さんは代表には選ばれませんでした。 自分の中でも少し記憶から薄れかけていた2023年、コロナ禍の影響で5年ぶりに開催となる世界大会が、地元のバンテリンドームナゴヤで行われるという記事をネット上で目にしました。HPで日本代表メンバーを調べたところ、なんとそこには「主将、松元剛」とあって、すぐにご本人と連絡を取り、ニュースの取材を経てドキュメンタリー番組を制作することとなったのです。 取材を通して、一番強く感じたことは、松元さんたち、障害者野球に取り組むメンバーは、みんな、「自分たちのプレーで人々を感動させたい!」という思いが強いということです。そして、障害者野球をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと考えていることですね。彼らの思いに応えたく、障害者野球のリーダー(松元さん)にスポットを当て、人間性も含めて、障害者野球の魅力を知っていただけたら幸いです。
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