高橋文哉、一人二役で7月期『伝説の頭 翔』主演! 夏原武によるヤンキー漫画が初の実写ドラマ化

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2024年05月29日 07:10  クランクイン!

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ドラマ『伝説の頭 翔』で主演を務める高橋文哉 (C)テレビ朝日
 『クロサギ』や『正直不動産』など多くの実写化漫画の原案で知られる夏原武の原作デビュー作である漫画『伝説の頭(ヘッド) 翔』が、高橋文哉の主演で実写ドラマ化され、テレビ朝日系にて7月より毎週金曜23時15分に放送されることが決まった。

【写真】夏原武のデビュー作『伝説の頭 翔』(漫画・刃森尊)原作書影

 本作は、ヤンキー×入れ替わりもののヤンキーエンターテインメントドラマ。テレビ朝日初の本格的な青春ヤンキーものとなる。

 1000人を超えるヤンキーたちを従える不良チーム「グランドクロス」を束ねる伝説の頭・伊集院翔。かたやクラスでもまったく存在感がなく、スクールカースト最下層の万年パシリ・山田達人。この最強と最弱の2人が偶然に出会い、容姿がソックリだったためにある日、人生を交換することに?  いじめられるだけの人生から、不良たちがこぞって頭を下げるリーダー・翔としての人生を歩むことになった達人。まさに、周囲にバレたら一巻の終わりの、究極のミッション・インポッシブルドラマとなっている。

 『仮面ライダーゼロワン』(2019年)以来のテレビ朝日連続ドラマ主演となる高橋は、伝説の頭・伊集院翔と万年パシリ・山田達人の一人二役を務める。

 高橋は主演が決まった際の心境を「『実写でやるの!? しかも主演、俺だ!』と、驚きました(笑)。すごく嬉しかったです。8つ上に兄がいるのですが、兄が原作の大ファンで漫画を全巻持っていたので、その影響で僕も読んだことがありました。ですので、誰よりも先に、兄に主演が決まったことを報告して、喜びを分かち合いました」と語る。

 さらに「初めての一人二役、ずっとやりたいと願っていたヤンキー役、初のコメディーと、“初めて尽くし”ではあるのですが、だからこそ、皆さんの“初めて”をたくさん奪えると思っています! また、僕のこれまでとは違った一面も見ていただけたらいいなと思っています」と意気込む。

 かねてから本格的なヤンキー作品への出演を熱望していただけあり、髪を金髪に染め上げて色気満載で伝説の男・翔を演じることに「髪の毛も金髪にし、短ラン・太いズボンの学生服を着れば、自分が強くなったような気になります!」と瞳を輝かせる。

 そんな翔と人生を入れ替えることになるいじめられっ子のアイドルオタク・達人については「監督から『“バレたら死ぬ”と思って達人を演じてほしい』という言葉をいただき、それがすごく腑に落ちて、演じるのがより楽しみになりました」とコメントした。

 『仮面ライダーゼロワン』の頃は「当時は右も左もわからなかった」と回想する高橋。「そんな中で、初主演を務め、本当に0から1を作っていただいた…まさしく俳優・高橋文哉の“ゼロワン”を作っていただいたという恩を感じています。こうして、テレビ朝日さんの連続ドラマに主演として帰ってこられて、少し恩返しできているのかな? という気持ちがあります」と明かした。

 原作の夏原は「思い入れの深い作品でもあり、今回ドラマ化されることには、他作品のメディア化とはまるで違う感動と喜びがあります」と、デビュー作の実写化に感慨深い様子。約20年前の作品だが「連載中と令和の今では時代も大きく変りましたが、若さゆえに爆発するエナジーはきっと同じです」と期待を寄せる。

 原作の漫画を担当した刃森尊も「放映されるのが、とっても楽しみです。テレビの前に正座して待機しています」と語る。

 脚本は古家和尚が担当。監督には、住田崇、近藤啓介、植田尚らが名を連ねる。

 金曜ナイトドラマ『伝説の頭(ヘッド) 翔』は、テレビ朝日系にて7月より毎週金曜23時15分放送。

 高橋、原作者、プロデューサーのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■高橋文哉(山田達人役・伊集院翔役)

 オファーをいただいた際は「実写でやるの!? しかも主演、俺だ!」と、驚きました(笑)。すごく嬉しかったです。8つ上に兄がいるのですが、兄が原作の大ファンで漫画を全巻持っていたので、その影響で僕も読んだことがありました。ですので、誰よりも先に、兄に主演が決まったことを報告して、喜びを分かち合いました。原作は少し前の時代となりますが、それを現代に落とし込むとどうなるのか、無限の可能性を秘めていると思います。

 テレビ朝日さんの連続ドラマ主演は『仮面ライダーゼロワン』以来となりますが、当時は右も左もわからなくて。そんな中で初主演を務め、本当に0から1を作っていただいた…まさしく俳優・高橋文哉の《ゼロワン》を作っていただいたという恩を感じています。主演としての立ち振る舞いはできないことの方が多かったですが、役者としてたくさんのことを学ばせていただきました。こうして、テレビ朝日さんの連続ドラマに主演として帰ってこられて、少し恩返しできているのかな? という気持ちがあります。気を引き締めて撮影に臨みたいと思っています。

 今回、初めて一人二役を演じさせていただきます。この二役をどうやって映像で表現するのか…。「本当に成立するの?」と思いながら台本を読ませていただきました(笑)。これを成立させるためには、僕の気合いと度量も必要ですが、現場にいらっしゃる、たくさんのスタッフさんのお力添えがあってこそだと思っています。僕自身もすごく熱量を持ってこの作品に賭けていますし、キャスト、スタッフの皆さんからも、内に秘めた熱いものを日々感じています。スタッフさんの熱に負けないように、僕もチャレンジしたいです。達人と翔を演じ分ける際の《スイッチ》のようなものはあまり考えたことはなくて、衣装や髪型に身を委ねてみると、不思議なことに自然と立ち居振る舞いが、達人や翔になっていくんです。髪の毛も金髪にし、短ラン・太いズボンの学生服を着れば、自分が強くなったような気になります! 達人と翔の演じ分けはすごく難しい部分もありますが、監督から『“バレたら死ぬ”と思って達人を演じてほしい』と言われて、それがすごく腑に落ちて、演じるのがより楽しみになりました。今は、高橋文哉、山田達人、そして、伊集院翔という3人が、1日の中で行き来している状態ですが、現場ではほとんど高橋文哉はいないです(笑)。

 初めての一人二役、ずっとやりたいと願っていたヤンキー役、初のコメディーと、《初めて尽くし》ではあるのですが、だからこそ、皆さんの《初めて》をたくさん奪えると思っています! また、僕のこれまでとは違った一面も見ていただけたらいいなと思っています。月曜から忙しなく過ごして、ようやく金曜日に溜めてきたものを笑って吹き飛ばせるようなスカッとする部分と、奥深い人間ドラマも楽しめる作品になっています。放送を楽しみにお待ちください、よろしくお願いします!

■夏原武(原作)

 『伝説の頭 翔』は、初めての漫画原作です。思い入れの深い作品でもあり、今回ドラマ化されることには、他作品のメディア化とはまるで違う感動と喜びがあります。連載中と令和の今では時代も大きく変りましたが、若さゆえに爆発するエナジーはきっと同じです。素晴らしいスタッフ、キャストが今に相応しい内容にブラッシュアップ。原作を超えるドラマとして楽しんでください。でも、一番楽しみにしているのは、間違いなく私です。

■刃森尊(漫画)

 連載終了してから19年、『伝説の頭 翔』がドラマ化されるって聞いてビックリして、電話越しの担当の方に何回も聞き返してしまいました。電話をきった後、しばらくしてビックリが喜びに変わり、小躍りしました。しかも、主演が高橋文哉さんだと聞いて、小躍りは大踊りに。放映されるのが、とっても楽しみです。テレビの前に正座して待機しています。皆さんもご一緒に視聴しましょう。

■高崎壮太(テレビ朝日プロデューサー)

 20年前、自分が中学生のときに読んでいた漫画『伝説の頭 翔』。まさか実写ドラマ化させていただける日が来るとは思っていませんでした! 夢がかないました。

 ある日突然、「伝説の不良」と人生を取り替えることになった「いじめられっ子」の物語。毎回とんでもない強敵たちに出くわし、信じられない事件に巻き込まれては、どうにかこうにか気合いと根性と友情とで困難を乗り越えていく主人公。どんな理不尽に見舞われても、自ら「面」と向かってぶつかっていく姿。何かと匿名性が高いこんな時代だからこそ、描くことに意味がある血が通ったドラマになると思います。

 高橋文哉さんというとにかく真っ直ぐで、真摯で、時代の旗手となる役者が、自ら髪を金色に染め上げ、一人二役に体当たりで挑む姿、圧巻です。刮目してください。きっと毎週金曜夜が来るのが楽しみになると思います。

 重ねて、このタイミングでの映像化を快諾してくださった夏原先生、刃森先生、本当にありがとうございます。お預かりした大切な作品、全身全霊でドラマ化していきたいと思います。
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