<許す?許せない?>治療がツライ……!オレにとって一番の「癒し」は?【第3話まんが:夫の気持ち】

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2024年05月29日 07:50  ママスタセレクト

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【第1話】から読む。
前回からの続き。俺はリョウスケ(38)。妻のマキ(35)と娘のサクラ(5)と3人で暮らしている。サクラは不妊治療の末に授かった子だ。俺たち夫婦の不妊の原因は俺にある。それがわかったときにはずいぶん落ち込んだけれど、2人目がほしいので、今は前向きに不妊治療専門のクリニックに通い続けている。そんな俺の息抜きはオンラインゲーム。昔からゲームが好きで、今は大学時代の先輩のダイスケさんと、その妻サチさんと一緒に遊んでいる。正直、妻のマキといると息がつまることもあるのだ。
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ダイスケ先輩は仕事の帰りが遅いことも多いから、こうやって雑談をしながら待っている。仕事が終わった夜、3人でゲームを始めるまでの時間にサチさんと会話をするのが俺の癒しだ。ダイスケ先輩が「さっちゃん」とサチさんのことを呼ぶし、2人ともイヤがっていないようなので俺もそうしている。サチさんは優しい。それにきれいで明るい。
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ダイスケ先輩から聞いているのは、ダイスケ先輩たち夫婦も不妊の問題で悩んだこと、サチさんが仕事との両立で悩んだこと、そして、サチさんは仕事を選んだことという夫婦の事情だった。いろいろな考え方があるけれど、俺はサチさんの生き方が好きだ。
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一方でマキは、俺の趣味に興味を示さない。だけれど、うるさく言わないのも事実だ。「ゲーム好き」という理由で振られたことも多い俺としては、口を出さず、趣味の付き合いも黙認してくれるマキは貴重な存在だと思っている。
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ただ……不妊治療は正直つらいことも多いのだ。身体の負担が大きいのはマキだし、マキが泣いていることもあるのに原因は俺にあることだ。俺は不妊の問題と向き合っているようで、逃げている。サチさんを好きになることで。
マキやサチさん、ダイスケ先輩にも不誠実で、自分でもどうしようもないヤツだと思っている。でも、「ごめん」と言って気持ちを止められる問題でもないので苦しい。
せめて俺の心のなかだけで、サチさんに浮気をするくらいは許してほしい。

【第4話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・もえこ 作画・魚師 編集・塚田萌

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