竹の紙のうちわが海外でも人気 放置竹林の竹を有効活用して作製

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2024年05月29日 10:40  OVO [オーヴォ]

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竹の紙のうちわが海外でも人気 放置竹林の竹を有効活用して作製








 




 年々暑くなっているようで、夏を前にして今年はどうやって涼もうかと頭を悩ませる。エアコンは必要だけれど、日本にはもっとエコな涼み方がある。うちわだ。環境に負荷をかけないで涼むうちわは、海外でも人気。放置竹林の竹を有効活用した竹の紙で作った「たけのかみ貼り竹うちわ」を作る竹市場(名古屋市)にも、海外からの問い合わせが増えているという。





 竹で作られた骨組みに、貼られた紙も竹から作られている。放置竹林の竹を特殊な技術で紙に加工して利用、竹林の保全にも役立っている。竹は繁殖力が高いため、人が伐採して整備しなければ里山を侵食するなど、日本では厄介者として軽くみられがちだが、海外では、美しく再生産性のある植物として評価されている。「竹から紙が作られるなんて素晴らしい。扇子より風量があるので涼しく感じる」「日本らしい絵柄がすてきなので飾っておきたいけど、夏の猛暑を乗り切るため活用する」と喜ばれているという。





 国内の観光地でも人気で、昨年夏の販売開始から5倍の販売数だそうだ。今年は改めてうちわであおぐ風を感じてみては? 「たけのかみ貼り竹うちわ」は、岐阜県関刃物ミュージアム、ハンズ名古屋店、名古屋市大須商店街などで販売中。価格は1本1210円(税込)。









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