1年もので金利0.6%の定期預金を見つけたので300万円を預けてみたいと思います。利息としてもらえる金額はいくらでしょうか?

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2024年05月29日 21:21  All About

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皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。今回は、300万円を1年間、金利0.6%の定期預金に預けた場合の利息についてです。
お金のこと、難しいですよね。老後の不安から、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人も多いのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。

今回は、300万円を1年間、金利0.6%の定期預金に預けた場合の利息についてです。

Q:金利0.6%の定期預金に300万円を1年間預けると、利息はいくらでしょうか?

「1年もので金利0.6%の定期預金を見つけたので300万円を預けてみたいと思います。利息としてもらえる金額はいくらでしょうか?」(匿名希望)

A:税引き前の利息は1万8000円受け取れます

相談者は、金利0.6%の定期預金に300万円を預けたいとのこと。

もし300万円を1年間預けると、税引き前の利息は1万8000円、税引き((所得税+復興特別所得税)+住民税=20.315%)後の利息はおよそ1万4360円となります(半年複利で試算)。

現在、メガバンクの1年ものの定期預金の金利は年0.025%と、低金利です。もし、こうした定期預金に300万円を1年間預けると、税引き前の利息は750円、税引き後の利息は約598円なので、相談者が預けようとしている定期預金の金利がいかに高いかがわかると思います。

高金利の定期預金にお金を預けることができれば、多くの利息を受け取れますが、注意点があります。

1つは、期日(満期)までは引き出しできないことです。途中解約してしまうと、普通預金の金利となり、金利が下がることがあります。

次に、預金を引き出す時の手数料についても確認しましょう。引き出す時に、金利分が手数料でなくなることのないよう、注意しましょう。銀行によって、会員ステージが上がると、手数料が優遇されることもありますので、自分にあった方法で、手数料がかからないように預金を引き出すようにしましょう。

また、高金利の定期預金の中には、利用者の住む地域が限定されていたり、利用者が組合員である必要があったりするなど、金融機関によって条件が設定されているものもあります。

定期預金を利用する上で組合員になる必要がある場合、出資金が必要になることもあります。出資金は退会することで戻るようですが、定期預金が満期になった後も組合を退会せずに、好金利の定期預金があれば同じ金融機関を利用し続けるという手もあると思います。ご自身にあった利用方法に応じて検討してみるといいと思います。

最後に、受け取れる利息については、定期預金の利息を計算できるツールが金融機関のホームページなどで紹介されていますので、利用してみてはいかがでしょうか。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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