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元西武ライオンズ監督の伊東勤氏が、自身のYouTubeチャンネル『110チャンネル』で、福岡ソフトバンクホークス・甲斐拓也選手について語った。
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■伊東氏が甲斐選手を語る
伊東氏は甲斐選手について「ジャパンのユニフォームを着て世界一になったり、良い経験をして、日本を代表するキャッチャーに成長してくれるかなと思ってたんですけど、なかなか思うように成長していない感じがしますね」と指摘する。
日本シリーズMVPなど同選手の実績を評価したうえで「たしかに安定した力はあるんですけど、もう1つ上に行ってもいいぐらいの選手だと思うんですよね。 全体的にやっぱりレベルアップができてないかなと思いますね 」とかなり厳しい評価をした。
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■リードについても厳しい指摘
甲斐選手のリードにも「甲斐がここでよく抑えたなっていうのが、あんまりないですよね 。甲斐ってどんなキャッチャーって言われたときに、肩が強いですよねというのが、まず最初に出てくるじゃないですか。ねちっこいですよねというのはない」と話す。
続けて「ブロッキングとか上手なんですよ。ワンバウンドを止める技術はすごくあるんですけど、本当に点を取られちゃいけない場面で、『甲斐がよくあそこに投げさせましたね』とかっていうのはあんまりないですよね」と指摘。
そのうえで「専門家でもわかりづらいところではあるんですけど、そのキャッチャーらしいキャッチャーっていうかね、そうなってほしいなと思いますね」と提言した。
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■今年はよくがんばっているけど…
伊東氏はさらに「表に出ることは必要なことなんですけど、必要以上に出過ぎている」と解説する。
そして「もう野球でのアピールじゃなくて、個人で『俺は甲斐だよ』とアピールしているように受ける。もうちょっと地味でいいんだよって。じゃっかんこれ(鼻を伸ばすしぐさ)になったときがありましたよね。去年は打てなくて、鼻を折られた感じで。今年はよくがんばっていると思いますよ」と語っていた。
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■輝かしい実績を持つ伊東氏
伊東氏は現役時代、西武黄金時代の扇の要として活躍。チームをリーグ優勝14回、日本一8回に導いた。
個人としても素晴らしく捕手の最多連続守備機会無失策記録を保持。打撃でも1,738安打、156本塁打、811打点に加え、134盗塁を記録している。
実績十分の伊東氏だけに、甲斐選手の姿に少々物足りなさを感じているようだ。
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■伊東氏が甲斐選手を語る
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)