欧州デビュー2年目の“老将”メンディリバル監督が快挙! 昨季ELに続いてECLも制覇「とても幸せ」

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2024年05月30日 12:17  サッカーキング

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2年連続での欧州大会制覇となったメンディリバル監督 [写真]=ムツ カワモリ
 ヨーロッパカンファレンスリーグを優勝したオリンピアコスを率いるホセ・ルイス・メンディリバル監督が、喜びを明かした。29日、公式サイト『UEFA.com』が伝えている。

 欧州大会の“サードティア”にあたるヨーロッパカンファレンスリーグ。今大会の決勝戦は、ギリシャの名門であるオリンピアコスと、2年連続でファイナリストとなったフィオレンティーナが激突した。試合は、90分間で決着がつかずに延長戦に突入すると、迎えた116分にFWアユブ・エル・カービが値千金の決勝点。このまま1−0で逃げ切ったオリンピアコスが、ギリシャ勢として初めて欧州大会を制覇した。

 試合後、メンディリバル監督は「とても幸せで、満足しているよ。(オリンピアコスのサポーターを)このような気分にさせたことに計り知れない喜びと幸せを感じるんだ。この勝利を彼らに捧げる」と多幸感。さらに「クラブがこれまで成し遂げたことのないことを達成できたことを嬉しく思う。我々はそれを祝うつもり。きちんとお祝いして、それから次のことに取りかかろう」と喜びを口にした。

 また前述した通り、オリンピアコスのECL優勝はクラブ史のみならず、ギリシャサッカー史にも新たな一頁を刻むものに。この快挙が与える重要性について説いたメンディリバル監督は、「良いことは、オリンピアコスのことだけを考えるのではなく、ギリシャのサッカーについても考えるということ。ギリシャサッカー界にとっても、ギリシャの人々にとっても、自分たちを信じられるようになるからね。キミたちはもっと自信を持たなければならない」と語っている。

 エイバルを始めとするラ・リーガのスモールクラブで、“残留”や“定着”という結果を残してきたメンディリバル監督にとって、欧州大会は無縁のものだった。が、昨年3月に迷走を続けるセビージャに招聘されると、ラ・リーガ残留と並行して、マンチェスター・ユナイテッド、ユヴェントス、ローマを倒してヨーロッパリーグを優勝。欧州デビュー1年目での快挙だった。そして29日の夜、またしてもシーズン途中就任となったオリンピアコスで、クラブをヨーロッパカンファレンスリーグ3代目王者に導き、2年連続で欧州大会のタイトルを獲得したのだ。

 1年前、ヨーロッパの舞台で指揮を取ることに対して「抽選に当たった気分」と告白していた“老将”は、今回の63歳と76日で達成した優勝により、昨シーズンのデイヴィッド・モイーズ監督(60歳43日)の記録を塗り替え、同大会を制した最年長指揮官として、欧州サッカー史に名を残すまでに至っている。

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