市川團十郎、海抜3メートルで「にらみ」 東京スカイツリーから2年、大阪で“天地”制す

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2024年05月30日 14:33  ORICON NEWS

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海抜3メートルで「にらみ」を披露した市川團十郎白猿 (C)ORICON NewS inc.
 歌舞伎俳優の市川團十郎白猿(46)が30日、大阪松竹座での襲名披露興行に向け、道頓堀に登場し、“海抜3メートル”の川の上で「にらみ」を披露した。

【写真】これぞ伝統的な「にらみ」!を披露する市川團十郎白猿

 「にらみ」は、成田屋のお家芸で、にらみ受けると無病息災で過ごせるといわれる。さらに、日本を代表する観光地・道頓堀には、世界各地から観光客が集うとあって、「にらみ」をひと目見ようと、両岸には観光客であふれた。

 昨年5月には、東京スカイツリーで地上634メートルから「にらみ」を披露。それから2年後、團十郎は「六方」(東西南北天地)の言葉を引用し、「(襲名披露興行の)大トリ・大阪で、この道頓堀からにらみをご披露できますこと、私どもにとりましてこのようなありがたいことはございません」と晴れやかに語った。

 英語アナウンスでは「ワンダフル」なショーだと案内。「成田屋!」の掛け声に沸くなか、グリコ看板と伝統的な「にらみ」の共演が実現し、華麗に紙吹雪が舞った。

 大阪松竹座「十月大歌舞伎」で『市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台』(10月10日〜26日)を予定。襲名披露興行は、2022年の東京・歌舞伎座から2年間にわたり行われ、大阪で締めくくる。

 昼の部では、二世市川團十郎が大坂(現・大阪)で初演した『雷神不動北山櫻』、夜の部は襲名披露『口上』、そして『連獅子』を上演する。
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