「キャラクターを作り上げる」ジョナサン・アンダーソンが語る『チャレンジャーズ』の衣装

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2024年05月30日 19:01  cinemacafe.net

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『チャレンジャーズ』© 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.© 2024 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. All Rights Reserved.
『スパイダーマン』シリーズ、『デューン 砂の惑星』シリーズのゼンデイヤが主演・プロデュースするルカ・グァダニーノ監督『チャレンジャーズ』から、本作の世界観を彩る衣装についての特別映像が解禁された。

日本に先駆け、4月26日より北米3,477劇場で公開されると、オープニング3日間で$1,501万1,061を記録し、初登場第1位を獲得(※数字はBox Office Mojo調べ)。公開に向けて行われたプロモーションでは、ゼンデイヤがテニスモチーフの衣装で度々登場し、「テニスコア」と呼ばれるファッショントレンドを巻き起こしている本作。

この度解禁されたのは、グァダニーノ監督とゼンデイヤ、そして本作の衣装デザインを担当した「ロエベ(LOEWE)」のクリエイティブディレクターであり、自身のブランドの「JWアンダーソン」を率いる国際的デザイナー、ジョナサン・アンダーソンが衣装制作の裏側について語る貴重な特別映像。

日本でも「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン」2024年春夏コレクションを手掛けるなど国際的に活躍しているジョナサンについて、監督は「ジョナサン・アンダーソンは世界のファッションに大きな影響を与えた人物だ。彼が衣装デザインを担ってくれたことは驚きだった」と、オファーのときの心境を明かしている。

また、監督は別のインタビューで、「以前からジョナサンの大ファンなんだ。彼は私に最も刺激を与えてくれる人たちの一人であり、大親友でもある」と明かし、今回の彼の衣装について、「彼は決して“デザイナーが手掛けたように見える映画”を作ろうとせず、登場人物たちを注意深く掘り下げたり、見た目という観点で彼らがどう振る舞うべきかを考察したりすることで、観る者が彼らをより良く理解できるようにしてくれた」と、映画にとって登場人物の表現の一助になっていると語っている。

ジョナサンは映画の衣装作りについて、「衣装作りの出発点はキャラクターを作り上げること。生きている人間の考え方に入り込むこと」と明かしており、本作でゼンデイヤが演じた主人公・タシについては、“成功”や“権力”、“指導者”、そして“究極の女性像”という印象的なイメージが元になっているという。

「どの衣装も登場人物たちに自然に馴染んでいて、作りこみすぎている感じは全くない。彼らの内面を映し出すような見た目になっている」と監督が表現する登場人物たちの衣装は、ジョナサンにより1つ1つ考え抜かれた緻密な計算のうえで成り立っている。

『チャレンジャーズ』は6月7日(金)より全国にて公開。





(シネマカフェ編集部)
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