社会人にとって、一種の「ビジネスツール」とも言える腕時計。機能性とコスパに優れ、ツールとして頼れるアイテムを選びたいものです。
今回は2記事にわたり、「最強コスパ」な腕時計として知られる、カシオのベーシックライン（チープカシオ）に注目。ビジネスにも使える、高見えするチープカシオ2本を実機レビューします。ここでは、「MTP-1183E-7AJH」をチェックしていきます。
●最強のコスパに、実用性を
まず、今回レビューする2本の概要をご紹介します。「MTP-1183E-7AJH」は、チープカシオの「スタンダード」シリーズにラインアップされる1本です。シリーズ中でも“究極のシンプルさ”を特徴とする、3針タイプのアナログ機です。3時位置にはカレンダーを備え、ビジネスシーンでの実用性も高い仕様です。ケース径は38.5mm、ケースは真ちゅう製でベルトは本革製、3気圧防水です。実売価格は3000円台からとなっています。
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一方の「MTP-1228DJ-7AJH」も、チープカシオのスタンダードシリーズからの1本です。文字板も含め、全体がシルバーで統一された外観。幅広いシーンで愛用できる汎用性の高さが魅力です。3時位置のカレンダーはデイデイト表示（曜日付きの表示）に対応し、電池寿命が約10年の長寿命仕様となるなどの機能性の高さも見どころです。ケース径は約40mm、ケースとブレスレットはステンレス製で、5気圧防水です。実売価格は4000円台からとなっています。
以下では前者の、革ベルト仕様の「MTP-1183E-7AJH」を実機レビューしていきます。
●ベーシックだが高見えする外観
それでは、早速「MTP-1183E-7AJH」の外観をチェックしていきましょう。シンプルな白文字板に、余計な意匠が廃された時分秒針。インデックス（時指標）は時分秒針と同じシルバー色で、立体感のある仕上がりとなっています。必要な要素のみが配置され、清々しさが感じられる外観です。
本機はコスパにこだわったモデルだけに、特別な部材や凝った構造が採用されているわけではありません。ですが随所に耐久性を高める工夫が見られます。まず、りゅうずの周辺部にはりゅうずガードが配され、不意の衝撃に対する安心感を高めています。
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また、本機は風防（文字板前面のガラス体）の周囲にベゼル（枠状の金属部品）が配されたデザインですが、ベゼルの断面形状が山形となっています。文字板周囲に“奥行き感”を与えると同時に、風防の前面がベゼルよりも内側に配置されることで、無機ガラス製の風防に、小キズや割れが生じづらいデザインとなっているわけです。同社製の「G-SHOCK」も、同様の基本構造が採用されています。本機にも、カシオの「タフネス設計」のノウハウが生かされているのかもしれません。
本機には、本革製のベルトが付属します。なじむまでは装着感にやや固さがありますが、光沢感のあるワニ革調の型押しが施されており、見た目にも高級感が感じられます。本機が高見えする理由の1つとして、付属ベルトの質感を挙げることもできそうです。
全体としては、カシオらしい機能性へのこだわりがありつつ、価格を超えた質感も感じられる外観だと言えるでしょう。
●シンプル系のコーデと好相性
本機と洋服との合わせ方ですが、まず礼服も含めたスーツ全般とは相性が良好です。スーツとの組み合わせでは、黒系の革小物（靴＆ベルト）と合わせるのがポイント。“最強コスパの礼装用ウォッチ”として保有しておくことも、一考に値するでしょう。
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また、カジュアルウェアとのコーデも楽しめます。モノトーン系のアイテムを基調として、白のトップスや黒の小物などと本機を合わせれば、爽やかで好感度の高いコーディネートとなります。オーセンティックなデザインですので、カジュアルな装いを格上げする小物としても活躍してくれそうです。
●大人買いもしたくなる1本！
今回は、シンプルな面立ちと質感の高い革ベルトが特徴のチープカシオ「MTP-1183E-7AJH」を実機レビューしました。カジュアルから冠婚葬祭まで幅広いシーンで活躍でき、チープカシオらしい破格のコスパも魅力の1本でした。
本機には、ゴールドの本体色にブラウンの革ベルトが組み合わせられたカラーバリエーションのモデルも存在します。大人買いをして、シーンに合わせて愛用したいシリーズですね！
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