福砂屋400年の歴史で初の米粉!「八十八(やそはち)カステラ』の販売開始

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2024年05月31日 14:01  BCN+R

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福砂屋の「八十八(やそはち)カステラ」
 カステラ本家 福砂屋は、創業400周年のメモリアルイヤーとなる2024年に、400年の歴史で初となる“米粉”を使用したカステラ「八十八(やそはち)カステラ」の本格販売を開始する。取り扱いは、中目黒店(毎週金曜日〜週末限定・個数限定)と赤坂店(毎週木・金曜日限定・個数限定)、東京工場への電話での注文、「ホテル椿山荘東京」での婚礼ギフト(6月1日〜)となる。今後、順次取り扱いを増やしていく予定。

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●末広がりの「八」を重ね、字の向きを変えると「米」に

 「八十八カステラ」は、小麦粉の代わりにこだわりの九州産米粉を使用し焼き上げた、福砂屋の400年の歴史で初となる米粉カステラ。

 米を表す伝統的な言葉である「八十八」は、「末広がり」を連想させる縁起が良い言葉で、その漢字も末広がりの「八」を重ね、また字の向きを変えると「米」になる。

 日本では、米は古くから慶事には欠かせない物であり、福砂屋の米粉カステラも同様に、「人々のお祝い事に寄り添えたら」という想いから誕生した。

 添加物は一切使わず、米のふっくらした食感を表現。米粉には水分を多く吸収する特性があり、日が経つごとにふわふわの食感からしっとりさが増し、食べるタイミングによる食感の変化も楽しむことができる。

●5年の歳月をかけて新開発

 「八十八カステラ」の開発は、材料、配合、焼成時間などすべてが手探りの状態で始まった。5年の歳月をかけ、製粉会社の米粉特殊粉砕技術と福砂屋の職人の技術により、扱いが難しいとされている米粉で、理想の焼き上がりを実現した。

 米粉カステラは、通常のカステラと比較すると膨らみが弱く「高さを出すこと」が、製造する際の課題だった。長年培われてきたカステラ職人の技を用い、攪拌技術でその弱点を補うことで、カステラらしい膨らみを再現した。

 また、米粉の特徴であるふっくらした食感を引き出すための研究を重ねた。泡立て、生地の見極めなど、すべてカステラ職人の伝来の製法をベースに、食感・くちどけの良さにこだわった。素材を最大限に引き出す製法を構築し、ようやく完成した。

 価格は、「八十八カステラ」(単品)が378円、「八十八カステラ ギフトBOX(3個入り)」が1512円、「八十八カステラ ギフトBOX(5個入り)」が2295円、「八十八カステラ ギフトBOX(8個入り)」が3456円。

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