元スペイン代表DFピケ氏が捜査対象に…スーパー杯のサウジ移転に不正関与の疑い

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2024年05月31日 17:37  サッカーキング

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現役時代はバルセロナで長く活躍したピケ氏 [写真]=Getty Images
 かつてバルセロナやスペイン代表で活躍したジェラール・ピケ氏が、汚職事件に関与した疑いがあるとしてスペインの裁判所の捜査対象となっているようだ。30日、『BBC』や『マルカ』など欧州各国の主要メディアが一斉に報じた。

 スペインサッカー界を巡っては、スーペルコパ・デ・エスパーニャのサウジアラビア移転に際し、スペインサッカー連盟(RFEF)幹部の汚職や不適切な資産管理、マネーロンダリングが行われた可能性があると報じられ、RFEF本部やルイス・ルビアレス前会長の自宅が捜査対象に。2022年にルビアレス前会長との音声データが流出して以降、ピケ氏も同事案に関与した疑いがあるとされていたが、現在は正式な捜査を受けているようだ。

 今回の報道によると、ピケ氏が保有するコスモス社はRFEFと契約を交わし、スーペルコパ・デ・エスパーニャのサウジアラビア開催の取引仲介料として資金を受け取っていたとのこと。その総額はコスモス社が4000万ユーロ(約68億円)、RFEFが4億ユーロ(約680億円)にまで上るようだが、この支払いに違法性があるとしてスペインの裁判所はピケ氏への捜査を進めているという。なお、本人は一貫して取引の違法性を否定しているようだ。

 スーペルコパ・デ・エスパーニャは、前シーズンのラ・リーガ上位2チームとコパ・デル・レイ(国王杯)の優勝および準優勝チームが参戦するコンペティション。2018年まではラ・リーガ、コパ・デル・レイを制覇した2チーム同士による直接対決が行われていたが、2019−20シーズンに現行の4チーム方式へと変更された。4チーム方式へと変更されて以降、過去5大会のうち4大会がサウジアラビアで開催されている。

 現在は7人制サッカーの大会『キングス・リーグ』を主導するなど、現役引退後も存在感を放つピケ氏。今後の捜査の行方に注目が集まる。

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