【安田記念予想】外国馬参戦で例年以上の盛り上がりを見せる最強マイラー決定戦! 前走マイラーズCが不振傾向にある要因とは

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2024年06月01日 16:30  netkeiba

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安田記念に出走予定のソウルラッシュ(c)netkeiba
 今週の日曜日は、東京競馬場で安田記念(GI・芝1600m)が行われます。

 過去10年の安田記念では、前走GIに出走していた馬が5勝2着8回3着4回と結果を残しています。次いで、良績を残しているのが前走GII出走馬で2勝2着2回3着6回となっています。一線級が集まるGIで好勝負するためには、前走で同格かそれに近い格のレースを経験している事が強みになるのかもしれません。

 前走がGIII以下だった馬は20頭が出走し3勝となっています。安田記念よりもはるかに格下のレースから参戦してきた馬でもチャンスがないわけではありません。しかし、複勝率は15%ほどで高くはないですし、22年にはイルーシヴパンサーが1番人気で8着と人気を大きく裏切るケースもありますので、前走がGIII以下だった馬を過大評価するのは禁物と言えるかもしれません。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走マイラーズCに出走し3着以内(ただし、東京芝1600mのGIで連対実績のある馬は除く)
[0-0-0-19]複勝率0%
該当馬:ソウルラッシュ
(過去の該当馬:19年ダノンプレミアム2番人気16着、17年エアスピネル2番人気5着、17年イスラボニータ1番人気8着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるソウルラッシュが該当しました。

 前哨戦のひとつとして重要視されているマイラーズCですが、意外にも安田記念では良績を残せていません。

 過去10年の安田記念で、前走マイラーズCだった馬は38頭が出走し1勝3着4回。複勝率13.2%、単勝回収率50%、複勝回収率46%と低調な数値となっています。その中でも前走のマイラーズCで3着以内だった馬は22頭が出走し3着が2回のみ。複勝率は9.1%、複勝回収率は13%と悲惨な成績となっています。

 マイラーズCは安田記念の前哨戦としても最も重要視されている一戦と言っても過言ではありません。また、14年からマイラーズCの勝ち馬に安田記念の優先出走権も与えられるようになりましたので、メンバーレベルも高くなっています。そこで上位争いしているのは能力の高い証拠ではありますが、それと同時に好走した事による反動が大きくなってしまう事がこのような傾向を生んでいる要因ではないでしょうか。

 ただ、前走のマイラーズCで好走していた馬でも、今回と同じ東京芝1600mのGIで連対した実績のある馬は例外です。このような馬は東京芝1600mに高い適性がある事、そしてGIで通用する抜きんでた能力がある事を証明していますので、適性や能力の高さを活かして好走するケースがあるので注意したいところです。

 該当馬のソウルラッシュは前走のマイラーズCで優勝し力のあるところは見せています。しかし、残念ながら東京芝1600mのGIで連対した実績は有していません。ソウルラッシュはこれまでに東京芝1600mのGIに2回出走しています。22年の安田記念で6番人気13着、23年の同じく安田記念で6番人気9着。どちらも連対どころか人気以上の成績を残す事すらできていません。過去10年の安田記念における傾向を踏まえれば、人気でも信頼はしづらい印象ですし、的中を得るためには本馬の評価を思い切って下げる事も必要なのかもしれません。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。

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