河合優実、アニメ映画『ルックバック』で声優初挑戦 オーディションで勝ち取る「本当にやりたいなと思えた作品」

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2024年06月01日 20:10  ORICON NEWS

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初挑戦の声優活動を振り返った河合優実 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の河合優実、吉田美月喜、押山清高監督が1日、都内で行われたアニメ映画『ルックバック』(28日公開)の完成披露試写会の舞台あいさつに登壇した。

【全身ショット】ロングスカートで登場した河合優実

 『チェンソーマン』作者・藤本タツキ氏が描く『ルックバック』は、小学4年生の藤野と不登校の同級生・京本2人の漫画を通した成長ストーリーで、ある日、すべてを打ち砕く出来事が起きる。2人が描いた4コマ漫画が学年新聞に掲載されてから始まる青春物語で、中学生、高校生…と2人の人生を描いている。

 『少年ジャンプ+』にて2021年7月19日に全143ページからなる長編読切作品として掲載されると、「天才だわ」「衝撃すぎて何も言えない…」などと大きな反響を呼び、初日で閲覧数250万以上を記録。『このマンガがすごい!2022』オトコ編1位、『マンガ大賞2022』ノミネート作品にも選ばれた。

 今回のアニメ化では『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、『借りぐらしのアリエッティ』、『風立ちぬ』など数多くの劇場作品に主要スタッフとして携わってきた、押山清高氏が監督、脚本、キャラクターデザインを務め、アニメーション制作はスタジオドリアンが担当した。

 主人公・藤野役を河合、京本役を吉田が担当し、ともに声優初挑戦でW主演となる。アフレコを振り返った河合は「やっぱり難しかったですね」とする。それでも「始まる前からオーディションで選んでいただいて、すごくうれしかったですし、本当にやりたいなと思えた作品だった。でも声優という仕事の技術がない自分に何ができるんだろうと、すごく考えましたし、考えてもやってみるまで答えは見つからないなと思って。だから、とりあえずもうアフレコに現場に行ってみた。何か今まで自分が培ってきたものとか、自分が持ってる感性とかを素直にキャラクターに吹き込むことができれば、それで精いっぱいかなっていう思いでした」としみじみと振り返った。

 吉田も「台本が普段見てるものとはやっぱり違うし、収録するときに見るラフ画の映像も初めて見るもので。いろんなよくわからないものが書いてあったりして、まずそこを学ぶっていうところからだった」と回顧。声優がアフレコしている映像などを見て研究もしたそう。「謎にこだわって…。ページのめくり方を、声優の方って音が鳴らないように片手でページをめくる。それをちょっと家で練習してみたり。ただ、本番はそれどころじゃなくて、結局両手でめくってたんで、あんまり意味なかったんですけど(笑)。まずは形から入って必死にやっていましたね」と照れながら明かしていた。

 押山監督は2人について「初めてっていう感じは全くせず。僕も何度か演出したり、監督してるんで、アフレコ現場っていうの経験してるんですけど、そういうものと全く遜色ない。プロの声優さんとはなんら変わりないお仕事されたなっていう印象」と絶賛。

 河合については「みんなが想像するような藤野の印象で、こういうふうにしゃべるのが定石だよね、みたいなのあるんですけど、そこからもう1歩踏み込んだ存在感だったり、しゃべり方というか、ニュアンスを含めるのがすごい上手だなと思って。オーディションでいろんな方の声を聞いたんですけども明らかに違っていた。明らかに輝いていた。声が魅力的」とする。吉田については「京本はなまりで表現させたいと僕は思って。初めてなのに早口で慣れない秋田弁をしゃべってもらった。かなり練習が必要な状況に追い込んでしまったんですけども、本番になったら完璧に仕上がってて。びっくりした」と驚きの表情で裏話を語っていた。

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