現役時代は「酒、タバコ、外食にお金を浪費」月の年金約24万円・89歳男性が年金生活に見出した新たな楽しみ

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2024年06月01日 20:10  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、京都府在住89歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、京都府在住89歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:89歳男性
同居家族構成:本人、息子(53歳)
居住地:京都府
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:700万円
現在の貯蓄額:預貯金200万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金・厚生年金(加入年数は不明)

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):6万1546円
老齢厚生年金(厚生年金):18万1659円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

「息子と2人暮らしで一般的な生活は出来る」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。

その理由として「贅沢さえしなければ、二人同居で一般(的な)生活が普通に出来る程度は頂けておりますので、それなりに満足しております」と語っています。

ひと月の支出は「約15万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。

「決済アプリ導入やポイント還元などの勉強が楽しみに」

「お仕事はしていませんし、年金以外の定期的な収入もありません」と年金のみで生活をしている投稿者ですが、日常では「現代式決済方法を息子に習い、スマホで節約術を調べたり、チラシアプリで安い商品を探し、色々なスーパーに通って購入しております」と、支出を減らす工夫をしているそう。

「(年金は)支給して頂ける額が決まっているので、その中での貯金や生活費のやり繰り、節約生活の知恵の為に、時代の流れに乗って、決済アプリ導入やポイント還元などの勉強が、現在の生活での楽しみになっております」と節約を楽しまれている様子です。

「酒、タバコ、外食にお金を浪費した現役時代」

いっぽうで、現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、と問うと「入社早々、池田内閣の国民所得倍増計画で、給料は永遠に上がり続けると錯覚して贅沢を覚え、バブル時代で金銭感覚が麻痺」したと振り返る投稿者。

「失われた10年(と言われた)デフレ期も、クセが抜けず、継続して酒、タバコ、外食に相当お金を消費した。真面目に家に帰っていれば、どれ程の貯蓄が残っていたのだろうと後悔しております」と当時の散財を悔やみます。

また現在の生活においては「腰も真っ直ぐ、足も良く動き、若返り(のために)ビタミンE等をサプリメントで補給して、老化に抗っています」と言いつつ、「やはり健全な身体がいつまで続くのかと、漠然とした不安が消える事はありません」と語られていました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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