【安田記念予想】人気順・枠・騎手の傾向は 過去データで狙う安田記念

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2024年06月02日 07:35  netkeiba

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安田記念に出走予定のセリフォス(撮影:下野雄規)
 日本ダービーが終わり、2歳新馬戦も始まる今週末…。引き続き「東京・京都」の2場開催。そして、GIは春のマイル頂上戦・安田記念(GI・東京・芝1600m)が行われる。

 近2年の勝ち馬ソングライン、さらに3年連続で馬券圏内になっていたシュネルマイスターはすでに引退。今年は新しい春のマイル王者を決める一戦となる。

 いつものように過去10年データを使って、レース傾向と馬券のヒントを探っていこう。

1.1番人気馬が馬券になる確率は80パーセント?

 まずは人気上位馬たちの過去の成績チェックから。

 1番人気馬は、過去10年でわずか2勝。ジャスタウェイ(14年)・モーリス(15年)が勝っているが、近8年では勝ち星なし。成績は[2-3-3-2]。馬券圏内率とすれば80パーセントとなるわけだが、勝利数が少ないためにあまり活躍している感がない。先週の日本ダービー1番人気馬同様、馬券軸にするならば良いが単勝馬券では勝負したくないという傾向だ。

 対して、2番人気馬も過去10年で0勝、成績は[0-1-1-8]という低水準。3番人気馬は過去1勝、成績は[1-3-1-5]となっている。

 一番良いのは、4番人気馬の3勝。ほかには7番人気馬1勝・8番人気馬2勝・9番人気馬1勝。中位人気馬の勝利が多いことが特徴だ。単勝で狙うのはこのゾーンなのかも。

2.関東馬優勢になりつつある?

 これは昨年も指摘した傾向。

 安田記念は近年、関東馬の勢力が強くなりつつある。21・22年は1〜3着すべてが関東馬で独占。昨年も1・3着が関東馬だった。

 過去10年の関東・関西の比較でいうと、1着馬は関東6勝・関西4勝。馬券圏内30頭とすると関東18頭・関西12頭。昔は関西馬勢が強かったが、その勢力図傾向は変わってきているといえる。

3.好走する枠に偏りあり?

 次に枠順の傾向について見ていこう。

 昨年までの過去10年では、1着馬は3・5・7枠というすべて奇数3つの枠からしか出ていなかった。しかし昨年大外18番の8枠馬勝利で、このジンクスは崩れてしまった。とはいえ、勝ち馬に関しては「外枠やや優勢」は相変わらずだ。一方、過去10年でいまだ勝ちなし枠は1・2・4・6枠である。

 さらに馬券圏内30頭を枠別に整理すると、1〜4枠の内枠勢が10頭、5〜8枠の外枠勢が20頭となっている。安田記念は馬券圏内候補も「外枠優勢」が続いているのだ。

4.リピーター好走傾向は牝馬も?

 ソングラインが連覇していることに加え、過去例を出せばきりがないくらいに再好走傾向、いわゆるリピーターが強いのが安田記念。というわけで、今年も昨年の2着馬セリフォスは注意しておいたほうがいいのかも…。

 ところが騎手にしても、過去10年で川田騎手が3勝。池添騎手も2勝と複数勝つリピーター騎手がいる。さらにルメール騎手は、過去10年で1勝しかあげていないが、近年は6年連続で馬券圏内をキープ中である。過去10年では騎乗機会8回で[1-3-2-2]という好成績だ。しかも近6年中、4回は騎乗馬で上がり最速を出している。

 あとは近6年、牝馬が必ず連対しているのも特徴。今年出走する牝馬はナミュール、フィアスプライドという2頭のみ。今年もジンクス継続となるのかどうか。

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