吉沢亮主演『ぼくが生きてる、ふたつの世界』上海国際映画祭出品 公開は9月20日に

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2024年06月02日 10:01  cinemacafe.net

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『ぼくが生きてる、ふたつの世界』 ©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
呉美保監督、吉沢亮主演『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の公開日が9月20日(金)に決定し、場面写真が解禁。また、中国・上海で開催される第26回上海国際映画祭コンペティション部門に正式出品されワールドプレミア上映されることになった。

本作は、コーダ(Children of Deaf Adults)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイスト、五十嵐大の自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」を原作に、『ゴールド・ボーイ』『正欲』の港岳彦が脚本を担当。

吉沢さんが、コーダである五十嵐大の心の軌跡を体現する。

場面写真は、吉沢さんが演じる五十嵐大の瞳が印象的なカットや、東京から故郷・宮城へと向かう車内、数年ぶりに故郷に戻ってきた大人になった大と子どものころの大が橋を渡るシーンなど、本作の空気感と大の心情が伝わるカットの数々。

さらに少しぎこちない母・明子(忍足亜希子)と大の場面や、父・陽介(今井彰人)と母の愛情溢れる子どものころの家族写真など、“きこえる世界”と“きこえない世界”を行き来する大の人生を感じさせる瞬間を切り取っている。

第26回上海国際映画祭コンペティション部門に正式出品
さらに6月14日(金)〜23日(日)、中国・上海で開催される第26回上海国際映画祭コンペティション部門に正式出品されワールドプレミアが決定(英題は『Living in Two Worlds』)。

1993年に始まった上海国際映画祭は、中国で唯一、国際映画製作者連盟公認の映画祭。日本映画が多く選出される映画祭としても知られ、日本特集や特別上映会などは人気を博し、昨年は熊切和嘉監督作品『658km、陽子の旅』が最優秀作品賞、最優秀女優賞(菊地凛子)、最優秀脚本賞(室井孝介)の3部門を受賞した。

なお、本作のワールドプレミアは6月21日(金)、コンペティション部門の最高賞となる金爵賞(きんしゃくしょう)の発表は6月22日(土)に予定。また呉美保監督が、現地入りし21日に開催されるワールドプレミアで舞台挨拶を行うほか、レッドカーペットにも登場する予定。

監督:呉美保よりコメント
この映画のワールドプレミアが上海国際映画祭コンペティション部門だなんて、これほどしあわせな幕開けがあるでしょうか。日本の片隅で人知れずもがきながら生きる男の子のささやかな心の機微を、アジアの、世界の、みなさまがどう受け取ってくださるのか、その反応をこの肌で感じに、さらには選ばれし新しい映画たちにも出会いに、いざ上海、行ってきます!

徐昊辰:上海国際映画祭プログラミング・ディレクター
きこえる世界、きこえない世界、そして、そこに生きている1人のコーダ。呉美保監督は、優しい視線で彼の揺れ動く心の成長を静かに見守っている。"ふたつ"の世界は、"ひとつ"になった時、きっと一番幸せに違いない。こんな素敵な作品を上海国際映画祭でワールドプレミアができるとは、最高に嬉しい!

『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は9月20日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。





(シネマカフェ編集部)
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